ぎっくり腰の施術の一例

ぎっくり腰の施術の一例
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こんにちは!

福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内です。

今回は『ぎっくり腰の施術の一例』をご紹介していきたいと思います。

 

ぎっくり腰はとてもつらいですよね・・・

整骨院に来院をされる方の中で歩行困難で来られる症状の一つです。

まったく動けない方から少し動けるような方まで重症度はそれぞれですが早めの治療を行った方が日常生活に戻るのが早いと思います。

 

ぎっくり腰の事を簡単にまとめている記事はこちらになりますので併せて読んでいただけるよりわかりやすいと思います。

目次

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰は医学的には急性腰痛や筋筋膜性腰痛ともいわれ、負荷がかかることによって腰を支えている筋肉や靭帯、その他の軟部組織を損傷している状態で、痛みは2週間~4週間ほどで痛みがなくなるものといわれています。

 

靭帯や筋組織などを損傷していることがケガした直後では炎症を呈していることが多いです。

 

症状がひどいと上の絵のように身体が痛みのために伸びないようになっていることもあります。

このような姿勢の事を『疼痛回避性側弯といわれます。

 

今回ご紹介しているぎっくり腰の一例はこのような状況でご来院されました。

 

痛みが出た原因はくしゃみ!?

今回ご来院された方の痛みの原因は荷物を運んでいた時に起きてしまったくしゃみにより痛みが出たとのことでした。

 

ぎっくり腰をされた方ならわかると思いますが、『重たいものを持った』、『無理をした』、『急な運動をした』などの力を入れた作業などの理由だけではなく『くしゃみをした』、『荷物を拾おうとした』、『手を伸ばした』などのなんてことのないちょっとした理由で起こってしまう場合もあります。

 

これが西洋ではぎっくり腰の事を「魔女の一撃」と呼ばれる由縁だと思います。

本当にちょっとしたことで起きてしまいます・・・・

 

これらの事もちょっとした工夫で起こりにくくすることが可能で例えば今回のくしゃみであればくしゃみをする際に

  • 手で口を押える
  • 腰に手を当てる、もしくは壁などに手を着く
  • なるべく勢いをつけないようにゆっくりする

などでぎっくり腰を回避することもできます。

 

それでもなってしまうことがありますので、普段からの運動習慣や腰のケアなどが重要になります。

 

 

IM−2000を使ったぎっくり腰の場合の施術

ぎっくり腰の施術といってもその日になったのか、次の日なのか、何日か経っているのかや痛みの程度、動ける範囲で施術内容は大きく変わります。

 

今回の方は痛みが出た当日でしたのでまずは痛みを軽減させること、炎症を抑えることが先決になります。

 

急性症状にはIM-2000

急な痛みで組織損傷を起こしたものには伊藤超短波さんから出ているIM-2000という機器を当院では使用することが多いです。

これは微弱電流機器を用いる機器なのですが定電圧微弱電流といって従来の微弱電流機器とは少し違った使い方になります。

簡単にご説明していきます。

 

まず損傷(怪我)をすると細胞レベルでは次のようになります。

ぎっくり腰などになると細胞レベルで考えるますと筋細胞や靭帯の細胞なが損傷した状態になります。

上の図でいうと右側の図になります。

細胞は正常な状態(左の図)では細胞の内側にマイナス電子を持ったものが多く、細胞外にはプラス電子を持ったものが多く存在します。

これが損傷するとマイナス電子をもったものが細胞外に流失してしまいます。

この正常な電子配列から崩れてしまった状態では電位差が出て微弱な電流が流れるようになります。

これを損傷電流と言います。

損傷電流が流れることにより組織回復を早めようと働きます。

 

 

これがIM-2000などの定電圧微弱電流機器はこの作用を促進する働きになります。

イメージでいうとこのような形になります。

 

マイナスにはプラスが集まる習性があるのこの機器はマイナスの電気を流すので効率的にプラスイオンを集めることができるんです。

つまり急なけがなどの時に理論上早く体が治っていくような状態にすることができるんです。

 

これによりぎっくり腰などの場合早く日常生活に戻ることができます。

 

最近ではぎっくり腰などの場合は安静にすることよりも早めに運動療法を開始する方が治りが早いともいわれるため当院では干渉波を併用した軽めの運動から始めていくことになります。

今回のケースであれば施術前では歩行が困難で疼痛回避姿勢の状況で来院されていても少し痛みはあるが体が伸びて、歩いて帰れるレベルまでにはなりました。

 

まとめ

今回は『ぎっくり腰の施術の一例』をご紹介していきました。

実際に来院された患者さんのケースをご紹介しました。ぎっくり腰は非常につらい症状です。なるべく痛みを早く軽減させ回復に努め運動を早めに行っていくのがぎっくり腰の早めによくするコツだと考えています。

昔は安静にしていた方が早く良くなると思われていましたが長期間の安静は治りを遅くしてしまう原因になったり、筋力の弱体化を招き繰り返してしまうぎっくり腰の温床になってしまうかもしれません。

 

ぎっくり腰でお困りの方はご気軽にご相談ください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

杏鍼灸整骨院の陣内でした。

 

 

 

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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