ぎっくり腰(急性腰痛)の施術!セルフケアもご紹介!

腰のキレ
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こんにちは!筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内です。

今回はぎっくり腰についてと簡単にできるセルフケアをご紹介していきたいと思います。

 

目次

ぎっくり腰って!?

ぎっくり腰って痛いですよね!?

 

なったことのある人ならわかると思うのですが、はっきり言って恐怖ですよね!?

昔、ヨーロッパでは、ぎっくり腰が魔女の仕業と信じられており、「魔女の一撃」と呼ばれるそうですドイツ語では「Hexenschuss」、イタリア語では「Colpo della strega」というそうで、そこから転じ、英語圏でもぎっくり腰を「witch’s shot」と呼ぶようになったそうです。

 

もともとぎっくり腰もびっくり腰から訛ってぎっくり腰になったという説もあります。

 

ぎっくり腰は医学的には急性腰痛といわれ、負荷がかかることによって腰を支えている筋肉や靭帯、その他の軟部組織を損傷している状態で、痛みは2週間~4週間ほどで痛みがなくなるものといわれています。

 

ぎっくり腰はなぜ起こる!?

ぎっくり腰の患者様にどのようにしてぎっくり腰を起こしたかを伺うと、「重い物をもって痛みが出た」、「片付けなどをしていて持ち上げた」などの高負荷を腰に与えたものから、「くしゃみをした」「お辞儀をした」「顔を洗う為中腰になった」「物を拾おうと中腰になった」など軽い負荷でなる人もおります。

 

原因は現代医学ではこれが原因ですよといったものは残念ながら特定がされていません。

 

しかし、ぎっくり腰を起こしやすい人には特徴があります。

  1. 腰回りの筋肉の緊張が強い人
  2. 背中、股関節が硬い人
  3. 過去にぎっくり腰を起こしている人、腰痛持ちな人

 

です。

一つ一つみていきましょう。

腰回りの筋肉の緊張が強い人

まあこれは想像しやすいですよね!?

 

腰回りの筋肉が硬いとどうなるかというと、硬くなった輪ゴムをイメージしてみてください。硬い輪ゴムは少し伸ばすと切れやすいですよね?

 

これと一緒で柔軟性がなく、硬くなった筋肉は大きな負荷で切れやすかったり、ちょっとした拍子で切れてしまいます。

 

背中、股関節が硬い人

さてこれはどういう事かというと、まず次の写真をみてください。

身体を捻る時なのですが、このように捻る時腰だけで捻っていると思う方は多いと思うのですが腰の捻りに大事なのは、背中の捻りと股関節の捻りなのです。

写真ではわかりやすく矢印をしていますが、股関節、背中の捻りを出しています。

背中、股関節の柔軟性がなくなっている人はこの動きが出来なくなり、作業などで腰を動かす時、腰にばかり負担がかかり急性腰痛、慢性腰痛の引き金になってしまいます。

 

過去にぎっくり腰を起こしている人、腰痛持ちな人

ぎっくり腰を過去に起こした方でクセになっているという方は周りでいないでしょうか?

 

ぎっくり腰は時折クセになります。

どんな場合かというと、ポイントは『多裂筋』という筋肉です。

 

多裂筋は腰の中でも奥にある筋肉で、腰の安定性に大きく関係している筋肉です。

この多裂筋はぎっくり腰や腰痛持ちの人では急速に筋肉が萎縮(=弱る)する筋肉といわれています。

 

この筋肉が萎縮すると腰は不安定性になります。

不安定になった人の特徴として

  • 朝痛みがあり日中は楽になる
  • 動き初めが痛い
  • 椅子からの立ち上がりなどに痛みがある

といった動き初めの痛みが特徴的です。

 

このような腰の安定性が低い方はぎっくり腰になりやすいといえます。

 

多裂筋の委縮を防ぐことと再教育がぎっくり腰をクセにしないために非常に重要なことになります。

その為には早く症状を抑えるということが重要ですね。

 

ぎっくり腰を早く治すために

さてここで質問ですがぎっくり腰を早く治すために

安静にした方が早く治る

Or

動いていた方が早く治る

どっちが正しいと思いますか!?

 

 

 

正解は動いていた方が早く治るです

一昔前は安静がいいといわれておりましたが、最近は動く方がいいといわれています。

とある研究でぎっくり腰において

 

安静を指示した群

 

運動(一般的な腰痛体操)を指示した群

 

日常生活を継続した群

 

で痛みがなくなるか比較実験をしたそうです。

 

腰痛体操がどのようなものをしたかわかりませんが、痛みが一番引いたのが日常生活を継続した群だったそうです

 

ということは痛みを軽くさせながら、日常生活を続けるということが大事ということです。

 ヨーロッパ諸国やアメリカなどでは無理をしない範囲では動く事が推奨されています。

自宅で出来るぎっくり腰ケア

まずよく聞かれることとして温めることと冷やすことはどちらかがいいかということですが、結論でいうとぎっくり腰をした直後は冷やした方がいいです。

ただ、2~3日たてば積極的に温めましょう。

冷やす場合は氷のうなどで冷やしてあげるといいですよ。

 

ぎっくり腰のおすすめ体操

ご自宅でできる簡単な体操をご紹介していきます。

 

  1. 仰向けに寝て膝を立てましょう。(膝は90°ぐらいでいいですよ。)
  2. 左右にゆっくり倒してみましょう。無理をしない様にしてください。
  3. 痛い方と痛くない方を確認してみてください。痛くない方は痛みがあって軽い方でも結構です。
  4. 痛くない方に倒して腰が伸びてる感じで30秒ほどキープしましょう。
  5. ゆっくり元の位置に戻って痛い方に倒してみてください。
  6. 痛みが変わってなかったらもう一度痛くない方に倒していきましょう。
  7. これを何度か繰り返してみてください。

 

この動きは痛みが出ない様にするぐらいで結構ですよ。

動かしてあげることで腰の周りの筋肉が緩むことと。仙腸関節というところの動きの改善ができますよ。

 

ゆっくりしてみてください。

 

杏鍼灸整骨院のぎっくり腰のアプローチ

当院のぎっくり腰に対してのアプローチをご紹介していきます。

 

ぎっくり腰の鍼治療

 

ぎっくり腰には鍼灸治療はおすすめです。

 

日本の腰痛ガイドラインには鍼灸の事は効果はわからないと記載されていますが、アメリカ内科学会(ACP)のガイドラインでは、腰痛(ぎっくり腰を含む)の患者の大部分は治療に関係なく時間とともに改善するため、非薬理学的治療を選択すべきだと強く推奨し、具体的には温熱療法やマッサージ、鍼治療、脊椎マニピュレーションを挙げています。ヨーロッパ諸国でも鍼灸は推奨されています。WHOの鍼灸の効果の欄にも腰痛の効果は明記されています。

 

当院の鍼治療はトリガーポイント鍼治療と遠隔のツボ治療を組み合わせておこないます。また電気鍼や運動鍼なども行いながら一人一人に会った施術を行っています。

※当院は使い捨てのディスポサーブルの鍼を使っていますので安心して鍼治療を受けられます。

 

ぎっくり腰のハイボルテージ療法

ハイボルテージ療法は聞き慣れない電気療法だと思いますが、従来の低周波療法や干渉波両方に比べて非常に効果の高い電気療法として近年注目を浴びている電気療法です。

酒井医療器HPより

ハイボルテージ療法の特徴は次のようになります。

皮膚抵抗が少ない

皮膚抵抗が少ないということは簡単に言うとビリビリ感が少ないということです。痛みが感じにくいということです。

皮膚抵抗を少なくすることによって、電気刺激をより深く、より効果的に患部を刺激することができます。この事によりぎっくり腰などの急性疾患には非常に効果的だといわれています。

 

損傷部位の回復

もともとハイボルテージ療法は創傷の治療などに使われていた電気療法で、怪我などで損傷した細胞などの治癒効果があります。

ですのでぎっくり腰などの損傷した細胞などの回復などにも効果が高いといわれています。

 

Hz数などを変えることによって浮腫の軽減なども可能とされています。

 

超音波療法

超音波は一秒間に1万~3万回ほどの振動で身体に刺激を与える療法です。

作用としては

立体加温・・・超音波が生体に組織に照射される際に生じる熱で温熱効果が発生します。超音波が到達している範囲が立体的に温める効果があります。

ミクロマッサージ・・・プロープの中の結晶体の形を伸縮させることにより『圧電効果』による音波を発生させます。これにより高速度のミクロマッサージ効果を発生します。

 

このような作用により次のような効果が得られます。

  • 血管拡張効果
  • 鎮痛効果
  • 筋緊張緩和効果
  • 治癒促進効果

ぎっくり腰などはこれらの効果により早く治るといわれています。

 

整骨院でダメな腰痛

逆に整骨院・鍼灸院ではダメな腰痛の一部をご紹介します。

自発痛がある腰痛

自発痛といって、何もしなくてもずきずきするような腰痛の一部には内臓などからくる腰痛があります。自発痛があり脂汗が出るような腰痛は危険な場合があるのでぎっくり腰と思わず専門機関にかかりましょう。

 

痛みが増す場合

ぎっくり腰などは時間とともに軽快してきますが時間とともに痛みが増すケースがあります。その場合腰椎骨折などがある場合があります。

 

排便排尿障害ある場合

ぎっくり腰様の症状で排尿排便症状がある場合、馬尾型の腰椎椎間板ヘルニアの疑いがあります。放置すると重症化する恐れがあるので、このような場合は速やかに専門機関を受診するようにしてください。

 

まとめ

ぎっくり腰は早めに治して早期に日常に戻るのが繰り返さないためにも重要です。

このほかにもご紹介した多裂筋などのエクササイズも指導いたしますのでお困りの際はご気軽に杏鍼灸整骨院までご相談ください。

 

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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