筑紫野市から来院!ハードル選手の足裏の痛みに超音波施術|足底腱膜の硬さと柔軟性に着目した施術

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こんにちは!福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内由彦です。

今回は陸上競技のハードル選手に行った足底部(足の裏)の痛みに対する超音波施術をご紹介します。

陸上競技では走る、跳ぶ、着地するといった動作を繰り返すため足の裏に大きな負担がかかります。

今回の選手も足底部に痛みがあり、実際に足の裏の状態を確認すると動きに硬さが感じられました。

そこで今回は足底腱膜を伸ばした状態で超音波を照射する方法を取り入れました。

施術後には足底部の硬さが和らぎ痛みも軽減しました。

今回は実際の施術の様子とともに、足底腱膜の働きや超音波を使用した理由についてもご紹介していきます。

目次

ハードル選手の足底部に痛みが出る理由

ハードル競技は短距離走のスピードを維持しながらハードルを越えていく競技です。

通常の短距離走でも足底部には大きな負担がかかりますがハードルではさらに踏み切りや着地といった動作が加わります。

ハードルを越えるときには片脚で強く地面を押し身体を前方へ移動させます。

そして着地した後も次のハードルに向けて素早く走り出さなければなりません。

このとき足は、地面からの衝撃を受け止めるだけでなく身体を前方へ進めるための力を伝える役割も担っています。

特に足の裏にある足底腱膜は足のアーチを支える重要な組織です。

走る際には足のアーチが荷重によって変形し蹴り出しの際には足部の安定性を高める方向に働きます。

こうした動作を繰り返すことで足底腱膜にも負荷が加わります。

ただし、ハードル競技だから必ず足底腱膜を痛めるというわけではありません。

練習量や走り方、シューズ、足首の動きなどさまざまな要因が関係すると考えられます。

足底腱膜は走るときにどのような働きをしているのか?

足底腱膜はかかとの骨から足の指の付け根に向かって広がる丈夫な線維性の組織です。

足の裏には縦方向と横方向のアーチがありますが足底腱膜は特に足の内側縦アーチを支える働きに関係しています。

私たちが立ったり歩いたりすると体重によって足のアーチには下がる方向の力が加わります。

このとき足底腱膜には張力が生じアーチが過度に変形しないように支える働きをしています。

また、走るときには足のアーチがわずかに変形することで足部の組織に弾性エネルギーが蓄えられます。

そのエネルギーの一部は、蹴り出しの際に再利用されると考えられています。

つまり足底腱膜は、足の形を維持するだけでなく、走る動作の効率にも関係する組織なのです。

足の指を反らすと足底腱膜は引っ張られる

足底腱膜の働きを考えるうえで重要なのが「ウィンドラス機構」です。

足の親指などを反らすと、足底腱膜が中足骨頭の周囲で巻き上げられるように引っ張られます。

すると足底腱膜の張力が高まり足のアーチを引き上げる方向に働きます。

この仕組みは歩行やランニングの蹴り出し動作に関係しています。

足の指が反ることで足底腱膜に張力が生じ、足部が力を伝えやすい状態になるのです。

今回の施術では、この足底腱膜の特徴を利用しました。

今回の選手は足底部の動きに硬さがありました

今回の選手は足底部に痛みがありました。

足の裏の状態を確認すると足底部の動きに硬さが感じられました。

足底部に痛みがある場合、私は痛みのある場所だけでなく、足の指や足首の動き、足底部の組織の状態も確認するようにしています。

なぜなら、足底腱膜は足の指や足のアーチの動きと関係しているからです。

例えば、足の指を反らしたときに足底部に強い張りを感じる場合があります。

また、ふくらはぎの柔軟性が低下して足首の動きが制限されると、歩行やランニング中の足部の動きにも影響する可能性があります。

ただし、足底部が硬いから必ず痛みが出るというわけではありません。

痛みのために足を動かしにくくなっている場合もありますし、足底部以外の組織が関係していることもあります。

今回の選手では、足底部の硬さが実際に確認できたため、その部分の柔軟性に着目して施術することにしました。

足底腱膜を伸張させながら超音波を照射

今回の施術では超音波を使用しました。

超音波は、人の耳には聞こえない高い周波数の音波を利用する物理療法です。

身体に超音波を伝えることで、設定条件によって温熱作用や非温熱作用が生じます。

超音波にはどのような作用があるのか?

超音波による温熱作用では音波のエネルギーが組織内で吸収されることによって温度が上昇します。

組織の温度が上昇すると条件によっては一時的に伸張性が変化する可能性があります。

一方、非温熱作用では音波による機械的な刺激が組織に加わります。

こうした作用は基礎研究などで検討されていますが超音波を当てれば必ず組織が柔らかくなるというわけではありません。

また、実際の効果は周波数や出力、照射時間などによっても異なります。

なぜ足底腱膜を伸ばした状態で照射したのか?

今回の施術で意識したのは足底腱膜に張力をかけた状態で超音波を照射することです。

足の指を反らすことで足底腱膜が引っ張られます。

この状態で超音波を照射することで足底部の硬さに着目した施術を行いました。

通常の超音波施術では対象となる部位に照射ヘッドを当てて動かしながら照射します。

今回はそれに加えて足底腱膜を伸張させた状態を保ちながら照射しました。

私としては足底部の組織が伸ばされた状態で施術することに意味があるのではないかと考えています。

ただし、伸張させた状態で超音波を照射することが通常の照射方法よりも効果的であると十分に証明されているわけではありません。

今回の方法は、足底部の硬さという選手の状態を踏まえて選択した施術方法です。

超音波施術後は足底部の硬さと痛みが軽減

施術後に足底部の状態を再度確認しました。

すると、施術前に感じられた硬さが和らぎ、足底部に柔らかさが出てきました。

さらに、選手自身が感じていた足底部の痛みも軽減していました。

今回の施術では足底部の柔軟性と痛みの両方に変化がみられたことが印象的でした。

足底部に痛みがあると、無意識に足の裏をかばってしまい、足の指や足首を十分に動かしにくくなる場合があります。

痛みが軽減することで、足部を動かしやすくなる可能性もあります。

そのため、今回の変化が超音波による組織の温度変化によるものなのか、痛みの軽減によって動かしやすくなったものなのかを明確に区別することはできません。

しかし、実際に足底部の硬さと痛みの両方に変化がみられたことは、今回の施術で確認できた経過です。

スポーツ選手の場合、施術直後に痛みが軽減するだけでなく、その後の練習や競技動作でどのような状態になるかも重要です。

今回のような変化を確認しながら、選手の状態に合わせて施術を考えていくことが大切だと思っています。

足底部の痛みは足底腱膜だけが原因とは限りません

足の裏の痛みというと、足底腱膜炎を思い浮かべる方も多いかもしれません。

足底腱膜炎は、かかと周囲や足底部に痛みが生じる代表的な疾患の一つです。

しかし、足の裏には足底腱膜以外にも筋肉や神経、脂肪組織、骨などがあります。

例えば、かかとの周囲に痛みがある場合と、土踏まずや足の指の付け根に痛みがある場合では、考えられる原因が異なります。

また、陸上競技のように繰り返し足部に負担がかかるスポーツでは、骨の疲労損傷などにも注意が必要です。

そのため、足底部に痛みがある場合は、痛む場所や痛みが出る動作、足の動きなどを確認することが大切です。

当院でも、痛みのある場所だけに注目するのではなく、足部全体の動きや競技での負担を考えながら施術を行っています。

足底部の痛みを繰り返さないために

足底部の痛みは、施術によって軽減しても練習を続けることで再び痛みが出る場合があります。

特にハードル競技では、短距離走や踏み切り、着地などによって足底部に繰り返し負担がかかります。

そのため、痛みが軽減した後も足部の状態を確認することが大切です。

例えば、足首の動きが十分にあるか、足の指を動かしたときに痛みが出ないか、走る動作で痛みが強くならないかなどを確認します。

また、練習量や練習内容を調整することも重要になります。

足底部の柔軟性を改善するためにストレッチを取り入れる場合もありますが、痛みが強い状態で無理に伸ばすことはおすすめしません。

今回のように施術後に痛みが軽減した場合でも、すぐに強い負荷をかけるのではなく、選手の状態に合わせて練習を進めていくことが大切だと考えています。

まとめ

今回は、ハードル選手の足底部の痛みに対して行った超音波施術をご紹介しました。

今回の選手は足底部の動きに硬さがみられたため、足底腱膜を伸張させた状態で超音波を照射しました。

施術後には足底部の硬さが和らぎ、痛みも軽減しました。

足底腱膜は足のアーチを支えるだけでなく、走る際の力の伝達にも関係する重要な組織です。

特に陸上競技では足底部に繰り返し負担がかかるため、痛みのある場所だけでなく、足の動きや柔軟性にも目を向けることが大切だと思っています。

杏鍼灸整骨院では、陸上競技をはじめとしたスポーツ選手の身体の状態や競技特性を考えながら、鍼灸や超音波などの物理療法を取り入れた施術を行っています。

足の裏の痛みやスポーツ中の身体の不調でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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