外脛骨障害への微弱電流鍼通電|筑紫野市二日市

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こんにちは!福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内由彦です。

今回は砲丸投げ選手の外脛骨周囲の痛みに対して行った微弱電流鍼通電をご紹介します。

この選手は2026年に青森県で開催された国民スポーツ大会(国スポ)に出場し砲丸投げで見事7位に入賞しました!

実は大会のわずか12日前に足を捻ってしまい歩くことさえつらい状態になっていました。

今回は実際の施術動画とあわせて外脛骨障害がどのようなものなのかそして当院で行っている微弱電流鍼通電についてご紹介したいと思います。

目次

外脛骨障害とは?

外脛骨とは足の内側にある舟状骨という骨の近くに存在する通常より一つ多い骨(余剰骨)のことです。

足の内側に骨がポコッと出っ張っている方がいますがその出っ張りが外脛骨である場合があります。

外脛骨があること自体は病気ではなく痛みがなければ特に問題にならないことも多いです。

しかしスポーツなどで繰り返し負担がかかると外脛骨の周囲に痛みが出ることがあります。

これを有痛性外脛骨あるいは外脛骨障害と呼びます。

外脛骨の近くには後脛骨筋という筋肉の腱があります。

後脛骨筋は足の内側のアーチを支える働きがあり、走る、ジャンプする、踏み込むといった動作でも重要な役割をしています。

スポーツ中に繰り返し足に負担がかかることで外脛骨の周囲に痛みが出る場合があります。

特に成長期のスポーツ選手では足の内側の痛みの原因の一つとして考えられています。

国スポ12日前に足を捻ってしまった砲丸投げ選手

今回ご紹介する選手は以前から足を捻ると外脛骨の周囲に痛みが出ることがありました。

足関節に明らかな不安定性はみられませんでしたが、足を内側に捻ったり、外脛骨の周囲にずれるような力が加わったりすると痛みが出る状態でした。

そして国スポのわずか12日前に再び足を捻ってしまいました。

このときは歩くことさえつらいほどの痛みがありました。

砲丸投げでは下半身から大きな力を発揮してその力を上半身へと伝えていきます。

特に投てき動作では足で地面を強く押すため足部の痛みが競技に影響することもあります。

大会まで時間がない中、当院では痛みの状態や足部の動きを確認しながら施術を行いました。

外脛骨周囲への微弱電流鍼通電

今回行った施術の一つが鍼と微弱電流を組み合わせた微弱電流鍼通電です。

微弱電流という言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんがスポーツによるケガの施術でも利用されている電気刺激の一つです。

一般的な低周波治療では電気刺激によって筋肉を動かすことがありますが微弱電流は非常に小さな電流を使用するため、強い筋収縮を起こすことを目的としていません。

では、この小さな電流にはどのような働きが期待されているのでしょうか?

微弱電流は組織の修復をサポートする可能性がある

私たちの身体には傷ついた組織を修復する働きが備わっています。

実は傷ができた部分では微弱な電気的変化が生じており細胞の移動や修復過程に電気的な信号が関係していることが分かってきています。

微弱電流はこうした身体の電気的な働きに着目した治療方法です。

実際に皮膚の傷を対象とした臨床研究では微弱電流を使用したグループで傷の面積の減少や治癒までの期間、痛みに良好な結果が報告されています。

2022年に発表された複数の臨床試験をまとめた研究でも、通常の創傷ケアに微弱電流を加えることで、傷の治癒をサポートする可能性が示されました。

もちろん皮膚の傷と外脛骨周囲の痛みは同じではありません。

それでも微弱な電気刺激が組織の修復過程に関係するという研究結果は、スポーツによるケガへの応用を考えるうえでも興味深いものです。

鍼治療には痛みを和らげる働きが期待される

鍼治療についても、痛みを和らげる仕組みがさまざまな研究で調べられています。

鍼を刺すと皮膚や筋肉などにある感覚神経が刺激され、その情報が脊髄や脳へ伝わります。

こうした刺激によって、身体にもともと備わっている痛みを調節する仕組みが働くと考えられています。

また鍼を刺した周囲では、痛みの調節に関係する物質が放出されることも基礎研究で報告されています。

鍼治療の効果は研究でも調べられており、腰痛や首の痛み、変形性膝関節症などの慢性的な痛みに対して、一定の鎮痛効果が報告されています。

今回のような外脛骨周囲の痛みに同じ効果が得られるとまでは言えませんが、痛みへのアプローチとして鍼治療を選択する理由の一つになっています。

鍼と微弱電流を組み合わせる理由

当院では痛みの場所や身体の状態に応じて、鍼と微弱電流を組み合わせることがあります。

鍼治療では痛みの調節に関わる神経系への働きかけが期待され、微弱電流では組織の修復過程への作用が研究されています。

さらに鍼を電極として使用することで、皮膚表面に電極を貼る方法とは異なる位置から電気刺激を加えることができます。

今回の選手は足を内側に捻ったり、外脛骨周囲にずれるような力が加わったりすると痛みが出る状態でした。

そこで当院では、痛みの出る場所や動作を確認しながら微弱電流鍼通電を施術の一つとして取り入れました。

鍼と微弱電流を組み合わせた方が必ず高い効果を得られると証明されているわけではありませんが、それぞれの特徴を生かした施術方法として活用しています。

実際の微弱電流鍼通電の動画

こちらが実際に砲丸投げ選手へ行った施術の様子です。

動画では外脛骨周囲に鍼を刺し、微弱電流を通電しています。

今回のように大会が近い選手では、痛みの状態だけでなく、実際の競技動作にどの程度影響しているかを確認することも大切です。

施術だけですべてを解決しようとするのではなく足にかかる負担や競技への復帰も考えながら対応していきます。

国スポでは見事7位に入賞!

大会12日前には歩くことさえつらい状態だった選手ですが、その後、国スポに出場することができました。

そして砲丸投げで見事7位に入賞しました!

本当におめでとうございます!

もちろん今回の結果は選手自身の努力によるものです。

微弱電流鍼通電だけで痛みが改善したあるいは大会に出場できたと判断することはできません。

それでも大きな大会を控えた選手のコンディショニングに関わり、競技に向けたサポートができたことをうれしく思います。

スポーツ選手は大会が近づくと多少痛みがあっても練習を続けたいと考えることがあります。

しかし痛みを我慢して無理をすると、かえって状態が悪くなる場合もあります。

痛みの原因や程度を確認し、必要に応じて医療機関での検査も受けながら、競技への復帰を考えていくことが大切です。

足の内側の痛みでお困りの方へ

外脛骨障害では、足の内側にある骨の出っ張りを押すと痛かったり、走ると痛みが出たりすることがあります。

また靴が当たることで痛みが出る方もいます。

ただし、足の内側の痛みがすべて外脛骨障害というわけではありません。

似た場所に痛みが出る別のケガもあるため、症状が続く場合には整形外科などで適切な診断を受けることが大切です。

外脛骨周囲の痛みでは、施術だけでなく練習量の調整や足部の筋力、靴の見直しなどが必要になる場合もあります。

当院でも痛みの状態やスポーツでの動きを確認しながら、一人ひとりに合わせた施術を考えています。

まとめ

今回は国スポに出場した砲丸投げ選手の外脛骨周囲の痛みに対して行った微弱電流鍼通電をご紹介しました。

外脛骨障害はスポーツ選手にみられる足の内側の痛みの原因の一つです。

今回の選手は大会12日前に足を捻り、歩くこともつらい状態でしたが、その後大会に出場し、見事7位に入賞しました。

当院では鍼や微弱電流などを使いながら、スポーツ選手が競技に取り組めるようサポートしています。

足の内側の痛みやスポーツによるケガでお困りの方は、福岡県筑紫野市二日市の杏鍼灸整骨院までお気軽にご相談ください。

杏鍼灸整骨院の陣内由彦でした。

また当院で行っている施術やテーピング方法などをInstagramやYouTubeなど各種SNSにアップしていますので気になる方は是非見てみてください。

ご予約はこちらからどうぞ!

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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