足底筋(腱)膜の超音波

足底筋(腱)膜の超音波
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こんにちは!福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内です。

 

今回は当院で行っている1例として『足底筋(腱)膜の超音波』をご紹介していきたいと思います。

足底筋(腱)膜炎は罹患している方も多く、アスリートから壮年期の方まで幅広い年齢層でおこります。

当院でも来院される方は多いです。

 

目次

足底筋(腱)膜炎とは

 

足底筋膜炎はいわゆるオーバーユース(使いすぎ)症候群の1つといわれています。

足は体重がかかる(上の絵でいうと赤い矢印)とその衝撃を足底の筋膜(腱)が伸張されショックを吸収してくれます。(緑の矢印)

 

これが繰り返し起こる事により柔軟性の低下が起き、ストレスのかかるところに微細損傷をおこします。

それに扁平足やハイアーチ、回内足などの足部の問題がある事によって症状を出しやすくなります。

これらの問題があることにより

  1. ランニングなどの繰り返し動作
  2. それにより微細損傷を繰り返す
  3. 腱の変性をおこし長期化

このような経過をたどり長期化をしてしまうと非常に厄介になります。

また加齢によりコラーゲン線維の変性が起こると症状を起こしやすくなります。

 

この患部に効くのが超音波療法といわれるものです。

 

超音波の効果

超音波の効果は当院のブログで何度か簡単にご紹介していますが今回も簡単にご紹介します。

超音波の主な効果はプローブといって先端から1秒間に100万回(1MHz)/300万回(3MHz)の高速度ミクロマッサージにより、深部に直接刺激を与えることができます。

超音波が生体組織に照射される際に生じる熱で、温熱作用を発生させ、超音波が到達している範囲を立体的に温めることができます。

つまり体の奥にまで熱を届ける事が出来ます。

温める事によって

血流の促進
神経の伝達がよくなる
痛みの改善
コラーゲンの伸張性の増大

また超音波は組織によって吸収率が変わります。以下のようになります。

 

血液  3%
脂肪  13%
筋   24%
血管  32%
腱   59%
軟骨  68%
骨   96%

参考文献

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吸収率が高い方が熱エネルギーへ変換されやすいとされています。

また同じ出力なら筋より腱の方がより短い時間で熱を入れる事が出来ると考えられます。

つまり腱は筋肉より加温されやすく効果が期待できるといえます。

 

足底の症状にはオススメになります。

 

実際の施術風景

当院のスタッフ妹川の投稿です。

(当院は積極的に情報発信を行っています。鍼の事は陣内、物理療法の事は妹川、足つぼはこちらクリックをしたらリンク先に跳びます)

 

 

 

腱などは温める事によってコラーゲンの伸張性が上がります。この状態でストレッチや運動療法をする事によって症状の変化が起こります。

 

足底筋膜炎は症状が長期化すると非常にとてもつらいと思います。

痛みが出た際は早期の解決が大きなけがを防ぐことも多いので痛みが出た際はご気軽にご相談ください。

 

当院はアスリートを最後まで応援しております。

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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