外反母趾にEMSを有効利用しよう
こんにちは福岡県の筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内です。
今回は当院で行っている『外反母趾に対するEMSを使った電気療法』をご紹介していきたいと思います。
外反母趾で困っている方は非常に多いと思います。足の痛みはめちゃくちゃ辛いですよね!?
重症になってしまうと手術の適応になってしまう怖い足の障害です。
重要なのは比較的軽度な症状の時にしっかり足回りの筋肉を使えるようになるという事です。
しかし、外反母趾の方などに足の指の使い方を覚えてもらおうとしてもなかなか動かす事が出来ません。
それはなぜかというと動かす回路(運動をするための神経回路)が上手くいっていない事が多いんです。
骨折をしたりしてギプスなどで固定をする事によって筋肉が動かしづらくなったことはないでしょうか!?
これは固定する事によって上手く動かす神経回路が一時的に悪くなっているんですね。
(これは解りやすく思ってもらうために簡単に説明しています)
外反母趾などになるとこれと同じように外反母趾の方は足の指を使う筋肉が動かさない事によって使いづらくなっているんですね。
Contents
そんな時にEMS
そんな時は電気刺激でリハビリを行います。
電気刺激でリハビリってどんななの!?って思う方もおられるかもしれませんが電気刺激で筋トレって最近はよくテレビでも観ますよね!?
あのぴくぴくするやつです。EMSって名前も聞くと思います。
しかし最近はEMSって言わずにNMESといわれることが多いです。
EMS(電気的筋肉刺激) electrical muscle stimulation
NMES(神経筋電気刺激) neuromuscular electrical stimulation
といわれます。どの部分を刺激するかの目的で名前が変わってきたんだと思います。
こういった電気をする事によって足の指の筋肉の動きを誘導していきます。
実際の施術風景
当院のスタッフ妹川の投稿です。
(当院は積極的に情報発信を行っています。鍼の事は陣内、物理療法の事は妹川、足つぼはこちらクリックをしたらリンク先に跳びます)
《母趾外転筋のNMES(EMS)》
拇趾外転筋は踵骨から第一趾基節骨に付着します
母趾の外転と屈曲に作用します外反母趾や内側縦アーチへのアプローチとして用いる事があります
パットは起始部の踵骨部と筋腹(モーターポイント)に貼ってます
収縮時に母趾の外転が見れると思います#物療好き pic.twitter.com/UJtd5dGmlo
— 妹川 和志 (@kazuyuki_imo) October 2, 2021
モーターポイントとは筋肉に神経が侵入して電気刺激によって収縮しやすい部位の事です。
このようにしっかり指を動かす筋肉を刺激して自分でも動かせるようにしていきます。
外反母趾の局所に運動鍼的に刺鍼を行いながらEMSで母趾外転筋に促通#エリピース 刺鍼しやすいかな❓
今日1番パシッときた使い方
今までこれはDタイプを使ってましたがエリピースの方がこの部位に関しては操作がしやすい#セイリン#エリピース pic.twitter.com/uu6hgLN5Dp
— 陣内由彦~鍼灸師のスキルアップチャンネル、鍼灸のピコ太郎 (@jin_anzu) October 1, 2021
鍼と併用したこんなやり方もあります。
痛みが出ている場合は超音波という機械もおすすめです。
参考文献
杏鍼灸整骨院では様々な症状の方に対して最新の物理療法機器を用いて適切な施術を行なっています。
何かございましたらご気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール
- 柔道整復師、鍼灸師
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院長 柔道整復師 鍼灸師
福岡医健専門学校卒業
株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。
陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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