足関節捻挫は軽い怪我じゃない??予後を良くするために捻挫を理解しよう

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こんにちは!!

福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の妹川(いもかわ)です。

今回は【足関節捻挫は軽い怪我じゃない??予後を良くするために捻挫を理解しよう】に関して紹介していきます。

足関節捻挫を起こした事がある方も多いと思います。

そんな中でも、足関節捻挫はそのまま放置されている事も多いと思います。

結果、足関節捻挫は痛みが無くなった後にも様々な障害や症状を残している事が多いです。

その原因は、その時その時に必要な処置が出来ていないからです。

そこで今回は足関節捻挫に関しての理解と予後が悪くなる理由に関して紹介していきたいと思います。

目次

足関節捻挫は軽い怪我じゃない!!

足関節捻挫は普段生活をしていても階段や段差で捻る事も多いですし、スポーツの中ではどの競技でも発生頻度の高いスポーツ外傷になります。

そのため、足関節捻挫は起きやすい外傷の1つです。

足関節捻挫はどのようなシーンでも起きやすい怪我ですが、逆に軽く考えられている事も多いと感じています。

『少し痛いけど歩けるから大丈夫』
『捻挫だから大丈夫』
『腫れたけど何日かしたら大丈夫』など

思っている方も多いのではないのでしょうか??

それは大きな間違いで落とし穴です。

足関節捻挫は靭帯損傷を起こす事が多く、靭帯以外の軟部組織の損傷も同時に起こしている可能性が高い外傷です。

損傷の度合いが強くなると骨折を一緒に起こしている可能性もあります。

また、大きな痛みが無くなった後にも瞬間的な痛みや違和感など様々な症状を残しやすいのも足関節捻挫には多く診られます。

結果的になかなか治らず時間が経ってから後悔するような事も多いです。

足関節捻挫は軽い怪我ではありません!!

私たち施術者にとって足関節捻挫は決して軽い怪我ではありません。

骨折なども大きな怪我ですが、極端な言い方をすれば骨折は骨がくっ付いてしまえば治ります。

ですが足関節捻挫など靭帯損傷は痛みが無くなったとしても切れてしまった靭帯がくっ付く事はないため、周りの筋肉の強化なども行わないと予後が良くなっていかないので長く時間がかかりやすいです。

また足関節は動く時に必ず地面に着いて働く場所なので、足関節からの影響を受けて身体の他の部位に痛みを出す事も少なくありません。

足関節捻挫を軽く見ていたら逆に痛い思いをするので、是非気を付けて欲しいなと思います。

捻挫の定義と損傷程度|足関節捻挫に関して知ろう

捻挫の定義とは関節にかかる外力により関節可動域を超えて関節が動いた際に軟部組織損傷を起こす事をいいます。

足関節捻挫といっても重症度は軽度から重度まで大きく分かれます。

それによって靭帯損傷の度合いが変わってくるので是非知っておいてください。

捻挫の損傷分類

Ⅰ度損傷:靭帯の微細損傷で関節の不安定感を認めない

Ⅱ度損傷:靭帯の部分断裂があり軽度の関節の不安定感を認める

Ⅲ度損傷:靭帯の完全断裂があり関節の不安定感を強く認める

これに合わせて足関節の場合はどこの靭帯を損傷したかによっても変わっていきます。

足関節周りのは多くの靭帯があるので、足を捻った時の方向によって損傷を起こす靭帯も変わってきます。

捻挫の方向と靭帯損傷

内反捻挫(外側損傷)
前距腓靭帯・後距腓靭帯・踵腓靭帯

外反捻挫(内側損傷)
三角靭帯(前脛距靭帯・後脛距靭帯・脛舟靭帯・脛踵靭帯)

その他(前足部や下腿部)
二分靭帯・前脛腓靭帯・リスフラン関節部の靭帯・ショパール関節部の靭帯

この中でも内反捻挫の前距腓靭帯損傷が一番多く起きやすいです。

これらの靭帯損傷は単独で損傷をする場合もありますが、複数重なって損傷している場合もあります。

また、その他の靭帯損傷に関しても内反捻挫や外反捻挫を強く起こした場合に一緒に損傷している事が多いのですが、損傷を起こす頻度が多くないために見落とされるケースも多くあります。

捻挫の捻る角度が強い場合は骨折を伴う場合もあります。

先ほど捻挫の定義では《関節可動域を越えて・・・》とありますが、靭帯の役割が果たせなくなった時に捻挫は起きています。

靭帯の役割は関節の固定関節の接合関節運動の制御関節運動の誘導などがあげられます。

靭帯の強度以上の外力が働いた時に、靭帯は役割を果たせずに切れてしまいます。

この時に関節は可動域を超えて動いてしまう事により、関節の骨と骨がぶつかり剥離骨折を起こしてしまう場合があります。

また三角靭帯など靭帯の強度が強い場合、靭帯が骨を引っ張る事によって骨がかけてしまう裂離骨折を起こす事もあります。

上記で説明したように足関節捻挫は骨折など大きな怪我に繋がりやすいですし、軽度だったとしても靭帯損傷を複数起こしている可能性もあります。

また大きく損傷した靭帯は元には戻らないので、怪我をする前と同じくらい違和感なく動ける状態に戻していくためには周りの筋肉の筋力強化や、他の組織の機能の改善をしないといけません。

そのため足関節捻挫がしっかりと治るためには、時間もかかりやすく運動など患者様の協力も必要な怪我になります。

足関節捻挫後に起こりやすい痛みや違和感の正体とは??

足関節捻挫は最初の大きな痛みが無くなっても、その後もスムーズに元のようには戻りにくい怪我です。

違和感
不安定感
不安感

踏ん張れない
痛み
詰まる感じ
動きにくい感じ
動く範囲が狭い

など多くの事が残りやすく、これらを起こす原因は軟部組織にあります。

軟部組織とは、骨を除いた柔らかい組織の事をさし、筋肉・靭帯・腱・関節包・脂肪体・筋膜などが軟部組織に当てはまります。

これらの軟部組織が関節周りで通常通りの動きが出来なくなる事で上記のような症状を起こしていきます。

また上記のような症状は神経と筋などによっても引き起こされます。

急性の怪我をした場合、筋肉の機能の低下も強く起こります。

これを筋委縮というのですが、筋肉が通常通りの力を発揮できなかったり収縮を起こせなくなってくるので、これも改善を起こしていかないといけません。

これは筋肉だけの問題でなく、神経受容器などへの刺激も必要になってきます。

このように足関節捻挫を起こした後には、軟部組織の改善を起こしていかないといけない事と、それに合わせて神経や受容器などの感覚器の改善や促通も図っていかないといけません。

下のX(旧Twitter)でアップしている写真は、足関節捻挫後の可動域制限が起きています。

可動域制限が起きている原因として、筋と腱の伸張性低下や過緊張・関節包の癒着・筋と腱の滑走不全などが考えられます。

これにより足関節の可動域制限が起きやすいです。

とくに今回は背屈制限なので、下腿三頭筋長母指屈筋が制限を出している要因の一つだと考えられます。

まとめ

今回は【足関節捻挫は軽い怪我じゃない??予後を良くするために捻挫を理解しよう】に関して紹介しました。

捻挫は軽い怪我ではありません。

軽視をしていると予後は悪くなりますし、いつまでも痛みや違和感がとれない怪我になっていきます。

『捻挫は軽い怪我だから!』と、そのままにしないでしっかりと改善させていく事が大切です。

どんな怪我でもいえる事ですが、しっかりと自分の身体を知ろうとする事が大切だと思っています。

杏鍼灸整骨院の妹川でした。

投稿者プロフィール

妹川 和志
妹川 和志柔道整復師
柔道整復師

福岡柔道整復専門学校(現 福岡医療専門学校)卒業

陸上競技、サッカー、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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