春日市から来院!後十字靭帯損傷への鍼治療|筑紫野市二日市

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こんにちは!福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内由彦です。

今回は杏鍼灸整骨院に来院された後十字靭帯損傷の方への鍼治療をご紹介していきたいと思います。

スポーツなどで怪我することもある後十字靭帯へのアプローチです。

特に今回のケースは回復期への鍼治療です。

目次

後十字靭帯って?

膝の中央には「前十字靭帯(ACL)」と「後十字靭帯(PCL)」という2本の重要な靭帯があります。

そのうち後十字靭帯は脛骨(すねの骨)が後ろへずれるのを防ぐ役割を持っています。

ACL損傷と比べて見落とされやすいですが慢性化すると日常生活やスポーツに大きな影響を与えます。

どんなときに損傷する?

代表的な受傷メカニズムは以下の3つです。

① ダッシュボード損傷 交通事故で膝を曲げた状態のまま脛骨上部を強打するタイプ。

自動車事故で最もよく見られます。

② 転倒・コンタクトスポーツ ラグビー・柔道・サッカーなどで膝を曲げた状態のまま前方から衝撃を受けることで起こります。

③ 過伸展(膝が反りすぎる) ジャンプの着地や接触プレーで膝が限界以上に伸びてしまうことで生じます。

主な症状

急性期

受傷直後は膝の奥の痛みや腫れ、曲げ伸ばしの違和感、階段を下りるときの不安定感などが現れます。

前十字靭帯損傷と異なり「膝がガクッと崩れる感覚」が少ないため軽症と見誤られやすい点が特徴です。

慢性化すると

適切な治療を受けないまま経過すると、膝裏の重だるさ、階段や坂道での不安定感、前膝部の痛み(膝蓋大腿関節への負担増加)、スポーツ時の踏ん張りにくさといった症状が出やすくなります。

評価方法

整形外科ではMRIなどで確定診断をおこないます。

整骨院などでは徒手検査などで後十字靭帯損傷、断裂を確認し疑いがあると医療機関で確定診断を促します。

後方引き出しテスト(Posterior Drawer Test) 膝を90°に曲げた状態で脛骨を後方へ引き、落ち込みがないかを確認します。

サグサイン(Sag Sign) 膝を曲げたときに脛骨が重力で後方へ沈む所見で視診でも判別できます。

杏鍼灸整骨院での実際の施術

では今回の実際の施術をおこなっている所をご紹介していきます。

膝窩部の張り感とハムストリングの過緊張(特に今回は大腿二頭筋を狙っています)の緩和を目的としています。

ここで少しどのような効果を考えているのかを少し掘り下げていきたいと思います。

PCL(後十字靭帯)損傷で見落とされがちなのがハムストリングの過緊張です。

「筋肉が硬い」という表面的な問題ではなくその背景には体がひそかに行っている”防御反応”が隠れていると考えられています。

なぜハムストリングが張るのか

後十字靭帯が損傷すると脛骨(すねの骨)が後ろにずれやすくなります。
※これが先ほどご紹介したサグサイン(Sag Sign)です。

体はその不安定さを感知して無意識のうちにハムストリングを緊張させることで関節を守ろうとします。

つまり、この緊張は——

  • 脛骨の後方へのずれを食い止めようとする代償反応
  • 不安定な関節への防御反応
  • 痛みを避けるための動作パターン
  • 関節を守るための保護戦略

——として起きていることがほとんどです。

ただしハムストリングが収縮すると脛骨をさらに後ろへ引っ張る力が働くため「緊張→後方偏位の増加」という悪循環にもなりかねません。

とくに膝を曲げているとき、坂道を下るとき、深くしゃがむときに、この問題が顕著になります。

どの筋が特に問題になるのか

半膜様筋(最も注目すべき筋)

膝の内側後方の安定性に深く関わる筋肉です。

PCL損傷では特に過活動になりやすく膝の裏(膝窩部)の痛みや、曲げ伸ばしのときの引っかかり感として現れることが多いです。

大腿二頭筋長頭

外側後方の安定性を担う筋肉です。

後外側支持機構(PLC)へのストレスを伴う場合は特に硬くなりやすく、外側の膝窩痛や腓骨頭まわりの緊張感と関連します。

半腱様筋

代償的に働くことはありますが、半膜様筋ほど強い影響を持つことは少ない印象です。

こんな症例で過緊張を疑う

  • 膝を30〜90°曲げると膝裏が突っ張る
  • 歩行中に「膝が抜けそう」な感覚があり常にハムストリングを力ませている
  • 大腿四頭筋を収縮させようとするとハムストリングが先に反応してしまう
  • 後方への「落ち込み(サグ)」が強く無意識にハムで安定させようとしている

鍼で何を狙うのか

鍼の目的は「筋筋膜を落とすこと」ではありません。

過剰になってしまった防御収縮を本来あるべき状態に近づけることです。

具体的には——

  • 運動神経の過剰な興奮を落ち着かせる
  • 不必要な共同収縮を抑える
  • 筋紡錘の感受性を適正化する
  • 痛みによる反射的な緊張を和らげる
  • 局所の血流を改善する

——ことを目指します。

このような効果で競技への復帰を目指していきます。

まとめ

今回は後十字靭帯損傷の鍼治療の効果をご紹介いたしました。後十字靭帯損傷はとてもつらいですよね。

杏鍼灸整骨院では様々な物理療法なども駆使しながら復帰までしっかりとサポートしています。

何か痛みでお困りなら是非ご相談ください。

最後までご覧くださりありがとうございました!

杏鍼灸整骨院の陣内由彦でした。

また当院で行っている施術やテーピング方法などをInstagramYouTubeなど各種SNSにアップしていますので気になる方は是非見てみてください。

ご予約はこちらからどうぞ!

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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