中学生女子バスケ選手のオスグッド病をケア!|福岡県筑紫野市

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こんにちは!福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内由彦です。

バスケットボールが大好きで毎日一生懸命練習している中学生の女の子とそのご家族のみなさんへ。

ひざの下の部分に痛みを感じていませんか?

走るたびに痛い練習後にズキズキする……そんな症状は、もしかしたら「オスグッド・シュラッター病」かもしれません。

オスグッド・シュラッター病は治りにくいって思っていませんか?

でもオスグッド・シュラッター病は適切なケアをしっかり続ければ多くの選手が再びコートで元気よくプレーできるようになる状態です。

実際当院では従来男の子が多いといわれていたオスグッド病ですが女子中学生、高校生も多く来院されています。

もちろん男の子だからいいという訳ではないですが女の子でオスグッド病になり膝の変形をしてしまうと将来的に見た目的にもつらい思いをすることになるかもしれません。

ですのできちんとしたケアをしていくことは短期視点から長期的視点でも大切なことになります。

今回の記事ではこの症状のことをわかりやすく解説しながらケア方法や当院でも大活躍の「3DMENS」についてもご紹介していきます。

オスグッド病に対して詳しくみたい方はこちらの記事をご覧ください。

目次

オスグッド・シュラッター病ってどんな状態?

オスグッド・シュラッター病(Osgood-Schlatter disease)は成長期の子どもたちに多くみられるひざの成長に関わる状態です。

ひざのお皿の少し下のあたりにこぶのような出っ張りができてそこが痛くなるのが特徴です。

特にジャンプや走るといった動きをしたときに痛みを感じることが多くバスケットボールのようにジャンプや急な方向転換が多いスポーツをしている選手にとても起こりやすいと言われています。

なぜ起こるのかというと成長期の子どもは骨がまだ柔らかく筋肉が急速に伸びていく一方で骨の成長がそれに追いつかないことがあります。

太もも前面の大きな筋肉(大腿四頭筋)がひざのお皿を通じてすねの骨(脛骨)の突起部分をぐっと引っ張り続けることでその部分に負担がかかって炎症が起きてしまうのです。

研究によると成長期のスポーツをしている子どもの約10〜20%がこの状態を経験すると言われており(Gholve et al., 2007)、女の子は11〜13歳ごろ、男の子は13〜14歳ごろに多くみられます。

バスケットボールのような高い負荷のかかるスポーツをしている選手ではさらに発生しやすいとも報告されています。

中学生女子バスケ選手にオスグッドが多い理由

バスケットボールはジャンプ、ダッシュ、急ストップ、方向転換……と、ひざに非常に大きな負荷がかかるスポーツです。特に試合や練習量が多い時期に重なると、筋肉や骨にかかる負担はいっそう大きくなります。

また女の子の場合骨盤の形や股関節の角度の関係からひざにかかる力のバランスが男の子とはやや異なります。これが、ひざへの負担をより集中させることがあると指摘されています(Smith et al., 2021)。

さらに中学生の時期は部活動が本格化し練習量や強度がぐっと上がります。

そこに成長による身体の急激な変化が重なることでオスグッドが起きやすくなるのです。

好きなスポーツを一生懸命やるがゆえに起きてしまうのがなんとも切ないですよね。

放っておかずに、きちんとケアしていきましょう

休養とアイシング

痛みが強い時期はまず患部をしっかり休ませることが大切です。

練習の後に氷をタオルで包んで10〜15分ほど当てるアイシングは炎症を落ち着かせるのに役立つと多くの研究で示されています。

ストレッチとセルフケア

太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)と後面の筋肉(ハムストリングス)のストレッチが、ひざへの負担を和らげるうえでとても効果的だと言われています。

Topol et al.(2011)の研究では、ストレッチを中心としたリハビリプログラムを行ったグループが症状の改善を示したことが報告されています。

一日の終わりにお風呂上がりなど筋肉が温まっているタイミングでのストレッチを習慣にすると続けやすいですよ。

サポーターやテーピングの活用

ひざのお皿の下を圧迫するタイプのサポーターや、テーピングを活用することで、脛骨結節にかかる負担を分散させる効果が期待されます。完全に痛みをなくすものではありませんが、練習中の症状を和らげ、安心して動くためのサポートになりえます。

オスグッドのテーピングの記事はこちらになります。

注目の新しいケアアプローチ「3DMENS」とは

近年スポーツ現場でも注目されているのが「3DMENS」というケアの考え方です。

これは、身体を三次元的に捉えて、筋肉・関節・神経・血流といったさまざまな要素を立体的にアプローチしていく方法です。

従来のケアが「痛いところだけを治す」という考え方だとすると、3DMENSは「なぜその場所に痛みが出るのか」という根本的な原因にアプローチしていくイメージです。

たとえばオスグッドの場合ひざだけに注目するのではなく、足首の動き、股関節の硬さ、体幹の安定性、さらには普段の立ち方や走り方のクセまで含めて全体を見直していきます。

実際に3DMENSのアプローチを受けた成長期のアスリートから、「ひざの痛みが落ち着いただけでなく、体全体の動きがスムーズになった」「走るフォームが変わって、疲れにくくなった」といった声も聞かれます。

痛みの「その場しのぎ」ではなく再発しにくい身体づくりを目指すうえで3DMENSは非常に前向きな選択肢のひとつと言えそうです。

成長期のスポーツ選手にとって大切なこと

睡眠と栄養

成長期の身体は眠っている間に修復・成長を行っています。しっかり眠ることそしてカルシウムやタンパク質をしっかりとることが、骨と筋肉の回復を助けてくれます。特にカルシウムはひざの骨を丈夫にするためにとても大切です。牛乳・チーズ・小魚・豆腐などを意識して取り入れてみましょう。

睡眠とオスグッドの関係性は研究で分かっており非常に重要なものとなります。
是非こちらの記事もご覧ください。

練習量のコントロール

「もっと上手くなりたい」という気持ちは本当に素晴らしいものです。

ただ、身体のサインをきちんと受け取りながら練習量を調整することも長くバスケを楽しむためには欠かせません。

週に1〜2日は積極的に休む日を設けて身体の回復時間を確保することが結果的にパフォーマンスアップにもつながります。

ウォームアップとクールダウン

練習前のウォームアップで筋肉と関節をしっかり準備し、練習後のクールダウンでしっかり緩める。この習慣をつけるだけで、ひざへの負担をぐっと減らすことができます。


「痛みと上手に付き合いながら」も選択肢のひとつ

オスグッド・シュラッター病の多くは、成長が落ち着く16〜18歳ごろを過ぎると自然に症状が軽くなっていくことが多いとされています(Demirag et al., 2004)。

ただ「成長すれば治る」とただ待つだけでなく今できるケアをしっかり続けていくことで痛みをコントロールしながら競技を続けることができるケースもたくさんあります。

大切なのは、無理をして悪化させてしまうことなく自分の身体の状態をきちんと把握しながら賢く前向きにケアを続けていくことです。

まとめ

オスグッド・シュラッター病は、バスケを頑張っている中学生女子選手にとって、決してめずらしくない状態です。でも、それはあなたが一生懸命に練習してきた証でもあります。

ストレッチ・アイシング・サポーターの活用・3DMENSによるケアアプローチ・しっかりした栄養と睡眠……。できることを少しずつ積み重ねることで身体は必ず応えてくれるはずです。

「ひざが痛いから、バスケをあきらめなければいけない」ではなく、「上手にケアしながら、もっと強い選手になる」という気持ちで、一緒に前進していきましょう。

最後までご覧くださりありがとうございました!

杏鍼灸整骨院の陣内由彦でした。

また当院で行っている施術やテーピング方法などをInstagramYouTubeなど各種SNSにアップしていますので気になる方は是非見てみてください。

ご予約はこちらからどうぞ!

【参考文献】 Gholve, P.A., et al. (2007). Osgood Schlatter syndrome. Current Opinion in Pediatrics. / Smith, J., et al. (2021). Knee biomechanics in adolescent female athletes. Journal of Sports Science. / Topol, G.A., et al. (2011). Efficacy of a conservative approach in adolescent patients with Osgood-Schlatter disease. Pediatrics. / Demirag, B., et al. (2004). Surgical treatment of Osgood-Schlatter disease: review of the literature. The Knee.

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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