アキレス腱の超音波療法

こんにちは！筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内です。 今回は『アキレス腱の痛みの施術』をご紹介していきます。 アキレス腱の痛みについては以前もご紹介していますが今回は超音波施術の具体例をご紹介していきます。 以前の記事はこちらになります。 アキレス腱の痛みは長期化もすることがあるので痛みが出始めた初期でしっかり治すというのが重要になります。 長期化してしまい苦しんでしまうアスリートを沢山見てきました。 症状の初期で施術を始めると治りも早いのでなるべく早く治療を開始していきましょう。

超音波の効果

超音波の効果は当院のブログで何度か簡単にご紹介していますが今回も簡単にご紹介します。 超音波の主な効果はプローブといって先端から1秒間に100万回（1MHz）／300万回（3MHz）の高速度ミクロマッサージにより、深部に直接刺激を与えることができます。 超音波が生体組織に照射される際に生じる熱で、温熱作用を発生させ、超音波が到達している範囲を立体的に温めることができます。 つまり体の奥にまで熱を届ける事が出来ます。 温める事によって 血流の促進 神経の伝達がよくなる 痛みの改善 コラーゲンの伸張性の増大 また超音波は組織によって吸収率が変わります。以下のようになります。 血液　　3% 脂肪　　13% 筋　　　24% 血管　　32% 腱　　　59% 軟骨　　68% 骨　　　96% 参考文献 吸収率が高い方が熱エネルギーへ変換されやすいとされています。 回復期の筋肉を加温することによりコラーゲン線維の伸張性が上がりますので超音波を照射しながら、もしくは照射後にストレッチを行うと効果的です。

実際の施術風景

当院のスタッフ妹川の投稿です。 （当院は積極的に情報発信を行っています。鍼の事は陣内、物理療法の事は妹川、足つぼはこちらクリックをしたらリンク先に跳びます）

《アキレス腱の超音波》

陸上(ハードル)の社会人

アキレス腱に痛みが出る動作に近い形の運動をしながら照射しています

動作と一緒に温度上昇をさせる事で腱の伸張性増大などの温熱効果を狙ってます

動作時にプローブが動きやすいので第1.2指で腱部を支えて安定させてます#超音波 #物療好き pic.twitter.com/TEjw0rwh6B

— 妹川 和志 (@kazuyuki_imo) November 14, 2021

超音波は当て方や設定によって効果が大きく変わります。 院によっては患者さんご自身で当てている院もありますがなかなか効果を実感できていない事もあるんではないでしょうか！？ 当てる方法、部位、時間などで当院では吟味しながら行っています。

まとめ

今回はアキレス腱の超音波についてご紹介しました。 冒頭でも書いたようにアキレス腱の痛みは長期化させない事が重要です。 ご気軽にご相談ください。 またテーピングや怪我に関して疑問がある方は気軽にご質問ください。

投稿者プロフィール

陣内由彦柔道整復師、鍼灸師

院長　　柔道整復師　　鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数

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