太宰府市より来院!腰椎分離症に対するLIPUS(骨折を早く治す超音波)

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こんにちは!福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内由彦です。

今回は腰椎分離症におけるLIPUSの効果と実際の施術をご紹介していきます。

腰椎分離症で整骨院で施術を受ける場合医師の同意が必要となります。

目次

実際の施術

高校二年生の陸上長距離選手です。

LIPUSは骨折を早く治すことが期待できる機器です。

腰椎分離症の場合無理に動かしたり、強い施術をすることで悪化するリスクが高くなるので杏鍼灸整骨院ではLIPUSを照射後ラジオ波といって体を温める機器を併用しながら施術をしていき回復を早めていきます。

この患者様は腰椎分離症の中でも早期の分類される時期だったので3週後医師の診断後無事復帰することが出来ました。

腰椎分離症の時期分類について

腰椎分離症は、腰の骨が疲労骨折を起こす怪我です。

この怪我には進行の段階がありそれぞれの時期によって治療方法や治る可能性が変わってきます。

時期分類の考え方

腰椎分離症の時期分類は主に「まだ治る可能性がある段階」と「すでに骨折が完成してしまった段階」を見分けるために使われています。

多くの整形外科の先生方が参考にしているのは、初期・進行期・終末期という3つの段階に分ける分類方法です。これはCT検査やMRI検査の画像を見ながら判断されることが多いです。

もちろんこれらは整骨院では判断できません。

各時期の特徴

初期(しょき)

この時期は、骨にまだはっきりとした割れ目が見えていない段階です。骨の内部で疲労が溜まり始めていて、MRI検査では骨の中の変化が確認できることがあります。骨髄浮腫と呼ばれたりします。

CTスキャンで見ても、骨折線ははっきりとは見えないか、ごく細い線として見える程度です。

この時期に見つかると、運動を控えてコルセットをつけるなどの治療で、骨が元通りにくっつく可能性が比較的高いと考えられています。

進行期(しんこうき)

骨折の線がはっきりと見えてきて、骨が少しずつ離れ始めている段階です。CT検査では割れ目がはっきりと確認でき、骨折部分の周りに新しい骨を作ろうとする反応が見られることもあります。

この時期でも、適切な治療を行えば骨がくっつく可能性はありますが、初期に比べると少し時間がかかったり、治りにくくなったりすることがあるようです。

終末期(しゅうまつき)

骨折が完全に完成してしまい、骨と骨の間に偽関節(ぎかんせつ)という状態ができてしまった段階です。偽関節とは、本来くっつくはずの骨がくっつかないまま、まるで関節のようになってしまった状態のことです。

CT検査では骨折部分の縁がなめらかになっていて、骨がくっつこうとする反応も見られなくなります。この段階では、安静にしていても骨が自然にくっつくことは難しいと考えられています。

時期分類の意味

なぜこのような時期分類が大切かというと、治療方針を決めるためです。

初期や進行期の早い段階で見つかれば、運動を休んで安静にすることで骨がくっつく可能性があります。一方、終末期になってしまうと、痛みをコントロールすることが治療の中心になってきます。

整形外科での検査について

時期を判断するためには、主に以下のような検査が行われます。

CT検査では、骨の割れ目がどのくらいはっきり見えるか、骨折部分の形がどうなっているかを詳しく調べることができます。

MRI検査では、骨の中の炎症や水分の変化を見ることができるため、まだCTで見えないような初期の変化を見つけられることがあります。

レントゲン検査は、日常的によく使われる検査ですが、腰椎分離症の早期発見にはCTやMRIの方が優れているとされています。

治療との関係

初期や進行期の段階では、スポーツなどの運動を3〜6ヶ月程度休んで、硬いコルセットをつけて安静にする治療が選択されることが多いです。この治療で骨がくっつく割合は、研究によって様々ですが、初期であれば比較的高い確率で骨癒合(こつゆごう、骨がくっつくこと)が期待できると報告されています。

終末期になってしまった場合でも、必ずしも痛みが続くわけではありません。成長期が終わって骨が成熟すると、痛みが落ち着いてくる方も多くいらっしゃいます。痛みが強い場合は、痛み止めの薬を使ったり、腰を支える筋肉を鍛えたりする治療が中心になります。

ただよはり早期発見でしっかり治すというのはとても大事なことです。

特に育成世代のアスリートはきちんと治すべきです。

腰椎分離症とLIPUS

LIPUSとは

LIPUS(ライプス)は「Low Intensity Pulsed Ultrasound」の略で、日本語では「低出力パルス超音波」と呼ばれています。

弱い超音波を骨折した部分に当てることで、骨がくっつくのを助ける治療機器です。

骨折の治療で使われることが多く日本では「オステオトロン」や「セーフス」という名前の機器が医療機関で使用されています。

当院で使用している機器は伊藤超短波のオステオトロンという機器を使用しています。

LIPUSの仕組み

LIPUSから出る超音波は、体の表面から骨の深いところまで届きます。この超音波が骨の細胞に刺激を与えることで、骨を作る細胞の働きが活発になり、骨がくっつきやすくなると考えられています。

超音波といっても、お腹の赤ちゃんを見るエコー検査などで使われるものよりもずっと弱いエネルギーですので、痛みを感じることはほとんどありません。

腰椎分離症への効果

腰椎分離症は腰の骨の疲労骨折ですので、このLIPUSが効果的ではないかと期待され、実際に使われることがあります。

研究で報告されている効果

いくつかの研究では、LIPUSを使うことで骨癒合率(骨がくっつく割合)が高くなったという報告があります。

特に初期や進行期の段階で、コルセットによる安静治療と一緒にLIPUSを使うことで、より良い結果が得られる可能性が示唆されています。

ある研究では、LIPUSを使わない場合と比べて、使った場合の方が骨がくっつく期間が短くなったという報告もあります。

効果に関する注意点

ただし、すべての研究で同じような結果が出ているわけではなく、効果についてはまだ意見が分かれているところもあります。

LIPUSの効果は、分離症の時期や骨折の状態、患者さんの年齢などによって変わってくる可能性があります。特に終末期まで進んでしまった場合には、LIPUSだけで骨がくっつくことは難しいと考えられています。

実際の使い方

LIPUSの治療は、通常、1日1回、20分程度行います。

機器を腰の痛い部分に当てて超音波を照射します。

LIPUS自体は何も感じることのない物理療法機器です。ピリピリしたり温まることなどありません。

ですので電気が苦手や敏感な方も安心して受けることができます。

効果の期待される腰椎分離症

LIPUSによる治療が特に期待できるのは、以下のような方々です:

  • 初期や進行期の早い段階で見つかった方
  • 成長期のお子さんや若い方
  • 骨を作る能力がまだ活発な方
  • しっかりと安静を保つことができる方

治療期間

LIPUSを使った治療は、通常3〜6ヶ月程度続けられることが多いです。定期的にCT検査やMRI検査で骨の状態を確認しながら、骨がくっついてきているかどうかを判断していきます。

その他の治療との組み合わせ

LIPUSは、あくまでも骨がくっつくのを助ける補助的な治療です。基本となるのは、運動を控えて安静にすることや、コルセットで腰を固定することです。

LIPUSを使っているからといって運動を続けてしまったり、安静を守らなかったりすると十分な効果が得られない可能性があります。

まとめ

LIPUSは、腰椎分離症の骨癒合を促進する可能性がある治療法として期待されています。

特に初期や進行期の段階で適切な安静治療と組み合わせることで、効果が期待できるかもしれません。

ただし、すべての患者さんに同じように効果があるわけではなく、また終末期まで進んでしまった場合には効果が限定的になる可能性があります。

腰椎分離症に関して一番大事なのは早期の発見です。育成期で1週間痛みが引かなければまずは検査をするようにしましょう。

何か不安なことや分からないことがあればご気軽にご相談ください。

ご相談したいなという方はご気軽にお電話ください‼

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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