剣道部のふくらはぎの痛みの施術

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こんにちは! 福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内です。 今回は『剣道部のふくらはぎの痛みの施術の一例』というタイトルでご紹介をしていきたいと思います。 当院は様々なスポーツをしている方が来院されています。 その中で今回は剣道で多いふくらはぎの痛みについて書いていきます。
目次

剣道における障害マップ

各剣道連盟の剣道傷害保険における申請リストによれば障害部位の多い順で並べると
  1. 足関節、足趾のけが
  2. アキレス腱
  3. 腰部
  4. 手指部
  5. ふくらはぎ
の順で多いといわれています。 ※参照文献 太字で書いたのが足の障害なのですが1、2、5位でほとんどを占めているといっても過言ではないといえます。 実際当院に剣道をしていて来院されるケースはふくらはぎの痛み、アキレス腱部での痛み、足の突き指などがほとんどになります。

ふくらはぎの痛み

ではふくらはぎといってもどこが痛くなるのでしょうか!? まずこちらをご覧になってください。 ふくらはぎの痛みの多くは腓腹筋という筋肉の内側の部分に痛みが出やすいといわれています。 この部分はテニスなどでも肉離れが多く『テニスレッグ』などといわれることもあります。 ステップワークをするスポーツで多く起こるふくらはぎの肉離れです。 剣道はさらに特徴的なのがこの部分の肉離れを起こす際ほとんどが左足で起こります。 なぜかというと剣道の基本の構えである中段の構えは踏み込む際左足で踏み込むことが多いです。 これは剣道経験者ならすぐわかると思います。 (その代わり強くつくのでかかとの痛みはほとんどが右足になります。) ただ上段の構えは手足が逆になるので損傷しやすいのが逆の足になります。 このあたりの足さばきを理解しておかないといけません。

では剣道のふくらはぎの痛みに何をするか!?

では当院で行っているふくらはぎの施術のポイントは
  • 疼痛のコントロール
  • 組織回復
  • 機能改善
です。 これはふくらはぎの肉離れや損傷だけのポイントではなくほとんどの障害のアプローチのポイントになります。 一つ一つご紹介していきます。

疼痛のコントロール

まず怪我した時何とかしてほしいのは痛みですよね!? 怪我した直後に機能回復とかをするよりまずは痛みを軽減するようにアプローチをしていきます。 例えばハイボルテージなどの電気治療は痛みを抑えてくれるのには非常に適した電気といわれています。 ハイボルテージは非常にいい機器で当院ではよく施術で使っています。 その縁もあり製造メーカーである伊藤超短波さんでも講師をさせていただきました。 このようにハイボルテージなどを用いて損傷初期は痛みのコントロールを行っていきます。 何より痛いのは嫌ですからね・・・・

組織回復

組織回復はIM-2000という機器や超音波を用いて行っていきます。 IM-2000は伊藤超短波から販売されている国内ではなかなか珍しい定電圧の微弱電流機器で効果的な機器です。 普通に使われている多くの機器は定電流なのですがこの物理療法機器は定電圧がいいというと説明をすると非常に難しいのですが簡単にご説明していきます。 まず損傷(怪我)をすると細胞レベルでは次のようになります。 左側は損傷をしていない細胞で右側は損傷をしていない細胞を簡単に表した図です。 通常は細胞の外側にプラスイオンがあり細胞の内側にマイナスイオンがあるのが普通の形になりますが、損傷すると細胞の中のマイナスイオンが細胞外に漏出するような形になります。 この時細胞外にマイナスイオンを出すことによりプラスイオンを周りから集めるようになるのですが、この働きが怪我した細胞を治すためには重要な働きになります。 集まるプラスイオンは損傷した部分を早く治そうとする因子であったり栄養をであることが多いのです。 つまり治すための材料が運ばれてくるんです。 これがIM-2000などの定電圧微弱電流機器はこの作用を促進する働きになります。 イメージでいうとこのような形になります。 マイナスにはプラスが集まる習性があるのこの機器はマイナスの電気を流すので効率的にプラスイオンを集めることができるんです。 つまり急なけがなどの時に理論上早く体が治っていくような状態にすることができるんです。 超音波は機能改善とも重なる部分がありますので事項でご紹介します。

機能改善

機能改善というのは簡単に言うと『ちゃんと使える状態にする』ということです。 ちゃんと使える状態にするというのは ・怪我をした後、筋肉や関節は元のように動かないこと ・正しい動きができないから怪我をしてしまった 大きく分けるとこの二つの改善を指します。 これを解決するのは超音波やNMES(EMS)という機器になります。 超音波はわかりやすくまとめているのが次の記事になります。 NMES(EMS)は電気刺激を用いて筋肉の動きを正常に動かしていくものになります。

まとめ

今回は剣道部のふくらはぎの痛みの施術というタイトルで当院が行っていることの一部をご紹介しました。 これらに加えて徒手療法も加えていきます。 スポーツのけがはとてもつらいもので早く復帰はしてほしいですが再発は絶対してほしくないという思いで当院は施術を行っております。 怪我をしたアスリートを最後まで応援して支えていきますので何かございましたらご気軽にご相談ください。 最後まで読んでいただきありがとうございます。 杏鍼灸整骨院の陣内でした。 またテーピングや怪我に関して疑問がある方は気軽にご質問ください。

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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