長距離選手に多い膝の前面(膝蓋大腿関節)の痛みに対しての鍼治療

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こんにちは!

福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内です。

今回は「長距離選手に多い膝の前面(膝蓋大腿関節)の痛みに対しての鍼治療」をご紹介していきます。

当院は様々なスポーツの競技の選手がご来院されますが今回は「長距離ランナー」です。

各競技によって痛みが出やすい部位が異なったりもしますので競技性を理解する事はとても大事な事だと当院では思っています。

長距離選手は時期によって走りこむ量も少し変わることもあり冬の駅伝やロードレースのハイシーズンに向かって夏ごろから走る距離が増える傾向にあります。

夏は汗もよくかくようになり、夏バテの影響から食事量も下がり体内の栄養素が枯渇しながら練習量が上がるので故障が全体的に多くなる季節にもなります。

気をつけたい時期なりますよね。

その中で今回はあまり聞きなれない膝蓋大腿関節の痛みについてご紹介していきます。

目次

膝蓋大腿関節とは!?

膝蓋大腿関節とはその名の通り膝蓋骨(いわゆる膝のお皿)と大腿骨(太ももの骨)で構成される関節です。

膝関節を細かくみた時に膝という複合的な関節を構成する一つの関節になります。

膝は膝蓋骨の浦柄に大腿骨の膝の関節面側の部分が滑りながら転がる事によりスムーズな屈伸運動が可能になります。

この働きがある事により私たちは歩く事や走る事、または階段の上り下りなどがスムーズにできます。

膝蓋大腿関節症とは

膝蓋大腿関節症とは膝蓋大腿関節が何かしらの問題で関節の不適合(マルアライメント)や関節軟骨が摩耗する事により運動時に膝関節の前面に痛みが生じる事を指します。

先ほども書いたように膝蓋大腿関節がスムーズに動くことにより私たちの膝は問題なく動いているのですがこの部分が上手く動かないだけで痛みや違和感等が生じてしまいます。

原因としては

  • 体重の増加
  • 大腿四頭筋の使い方に問題がある
  • 股関節、足関節の可動性が悪く膝関節に負担がかかっている

などが考えられます。

今回の患者様

今回の患者様は高校生の女子長距離ランナーの方でした。

主な症状は

  • 走る時に膝の前面が痛い
  • 階段の上り下りや下り坂を歩いていても違和感が出る。
  • 座った状態から立ち上がる時に膝が音が鳴る、痛みが出る

などでした。

症状はひと月前程から続いているそうです。

整形外科にて膝蓋大腿関節症と診断をうけています。

所見

痛みは上の図でいうと④の部分に痛みがありました。膝の前面の膝蓋骨の内側に痛みがありました。

動きの特徴としてはランニングやジャンプ動作の際股関節が上手く動かないで膝のクッションに頼って動いていました。

このような動きになると膝に痛みが出てしまう事は非常に多くなります。

さらに膝蓋骨の上部にある大腿四頭筋が内側広筋が上手く使えず外側広筋が優位に動いている状態でした。

膝の痛み(変形性膝関節症)の電気鍼の一例

このようになると上手く膝蓋骨は動かなくなって関節面の不適合を生んでしまう原因になります。

膝蓋大腿関節症の施術

施術で行ったのはまずは股関節の可動域を広げるように手技療法を行っていきました。

その後内側広筋には機能改善の目的にEMS、外側広筋には筋緊張緩和の目的で鍼通電、疼痛部位には炎症を消退させる目的で超音波を照射しました。

これらの施術により症状はかなり軽減する事が出来ました。

その後自分でしてもらうストレッチやセルフケアをお伝えしました。

まとめ

今回はあまり聞かないと思われる膝蓋大腿関節症の患者様への施術例をご紹介していきました。

長距離ランナーなどには意外と多く、他にはジャンプをするスポーツなどでも多発します。

どのスポーツ障害でも言えるのですが自分でできるセルフケアなどでかなり症状は改善できます。

大事な事だと思います。ただ正しい事をするのが大事です。何かあればご気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

杏鍼灸整骨院の陣内でした。

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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