股関節痛のトリガーポイント鍼治療

股関節痛のトリガーポイント鍼治療
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こんにちは!筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内です。

今回ご紹介する記事は『股関節痛のトリガーポイント鍼治療』です。

当院はありがたいことにアスリートの方が施術に来院されることも多いです。

 

その中の鍼治療をご紹介していきます。

鍼治療はなかなかご存じじゃない人もおられますので是非最後まで見られてください。

 

目次

股関節痛

股関節痛に困っている方は非常に多く、当院にも多くご来院されています。

股関節炎、変形性股関節症、股関節の捻挫、股関節のインピンジメント(FAI)、グローイングペインシンドローム(鼠径部痛症候群)など疾患の名前をあげればたくさんあります。

様々な名前の疾患があって、たくさんの治療法があります。

 

その中で共通している部分があります。

それは殿部(お尻)の筋肉が悪くなっていることが多いということです。

 

 

トリガーポイントって

トリガーポイントって聞いたことがありますでしょうか!?

最近、ネットや本などでも紹介されている事も多いことから目にした事もある方は多いと思います。

 

トリガーは引き金、ポイントは点という意味です。

つまりトリガーポイントとは痛みの引き金(=引き出している)点ということです。

 

日本では最近注目されていますが、アメリカなどでは日本より歴史が深く、故ケネディ大統領の主治医であったトラベル博士とサイモン博士が1983年にトリガーポイントマニュアルという本で紹介しております。

 

ケネディ大統領は腰椎椎間板ヘルニアや頭痛がひどくこのトリガーポイント治療により症状が大きく改善されたとの報告もあります。

 

股関節痛のトリガーポイント

それでは最初の股関節痛に対してのトリガーポイントの考え方をご紹介します。

 

股関節痛を出している疾患は先ほど列挙しましたが、例として変形性股関節症をだしていきます。

 

変形性股関節症の方は、股関節を構成する大腿骨、骨盤の臼蓋が変形している状態です。

「変形をしているから痛みが出ている」と考えるとします。

変形性股関節症の方はならわかると思うのですが、痛みがいい日であったり、悪い日がありますよね?

 

変形が問題ならば、痛みがいい日は変形が戻り、悪い日は変形が悪化しているという事になりますよね!?

(もちろんこれは極端な例えです)

 

もちろんそんなことはありません。残念ながら変形してしまった骨は元に戻りません。

 

股関節痛のトリガーポイントの考え方は、変形をしてしまっている股関節にももちろん問題はある。

しかし、痛みを起こしているのは周りの筋肉にも問題があるんではなかろうか?

ということです。

 

実際、変形性股関節症で人工関節に手術をした方で、股関節痛がなかなか改善せずトリガーポイント鍼治療をした事で改善したケースがあります。

もちろん手術を否定するわけではなく、手術プラストリガーポイントを解消した方がいいと私たちは思っております。

 

重症の変形性股関節症の場合トリガーポイントを解消しても変形のため筋肉に負担がかかりすぐにトリガーポイントを形成する場合もあります。

 

 

股関節痛のトリガーポイントが形成されやすい筋肉

中殿筋

中殿筋はお尻にある筋肉で股関節の安定性に大きく関係する筋肉です。

この筋肉にはトリガーポイントが形成されやすいです。

小殿筋

小殿筋は中殿筋のさらに奥にある筋肉で骨盤上部にある筋肉で一番奥にあります。

この筋肉も股関節に痛みがある場合にトリガーポイントが形成していることが多く、マッサージなどではアプローチのしにくい所です。

鍼などではかなり効果的ですよ。

 

まとめ

今回は股関節のトリガーポイントについて書いていきました。

股関節痛には一度トリガーポイント鍼治療を試してみてください。

 

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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