斜角筋由来の肩コリに対する鍼治療

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こんにちは!筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内です。

今回は肩こりに対する鍼治療をご紹介していきたいと思います。

特に今回は「斜角筋」という筋肉にピックアップしてご紹介していきたいと思います。

斜角筋って?思う方も多いかもしれませんが斜角筋はスマホやパソコンをよく使う方には非常に重要筋肉です。

目次

斜角筋とは?

斜角筋という筋肉は頸部の側面、前面にあり正確には斜角筋群(前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋)という複数の筋肉の集まりになります。

正しい表記としては前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋にはなるのですが今回の記事では斜角筋という総称でご紹介していきたいと思います。

斜角筋は頸部や頭部を支えるためには重要な筋肉で左右に動かしたりするだけではなく、肋骨などに付き呼吸の際は肺の動きを助けるように肋骨の動きを出す呼吸の補助筋としても働きます。

その為斜角筋に問題が起こると首の動きが悪くなるだけではなく呼吸が浅くなるなどの様々な原因となる事が考えられます。

斜角筋が悪くなる要因は!?

パソコン作業などをおこなうときに上のイラストのようになっている人は多いですよね!?

このような姿勢になると頭部は身体の中心線からだいぶ前方にいってしまうのが分かると思います。

こうなると頭の重みを首の筋肉で支えるようになります。

無理のない姿勢では台座の上に物がのるように背骨の上に頭がのっています。

前方にいく事で体重の10%程度ある頭を筋肉で支える事態になってしまいます。

先ほどご紹介したように斜角筋は頭部の安定性に関係する筋肉ですので常に働き過負荷の状況になってしまいます。

つまりパソコン作業やスマホなどを扱う現代社会は常に悪くなりやすい状況になっている事が考えられます。

斜角筋が問題になると

それでは斜角筋が悪くなるとどのような症状が起きるのでしょうか?

斜角筋が悪くなる事で起きるものの中で有名なのが「斜角筋症候群」というものがあります。

これは斜角筋の間に隙間が存在しその隙間の中を「腕神経叢」という神経の束が通過するのですが、斜角筋が硬くなったりする事でこの腕神経叢を圧迫し、肩や背中、腕などに痛みや痺れ、冷え感などの症状が出るものです。

しかし斜角筋症候群のようにわかりやすく症状が出てくる方はそんなに多くはありません。

ですが斜角筋は上述したように常にストレスに晒されているために何かしらのトラブルを抱えている事は非常に多いです。

このストレスのせいで出来やすいのがいわゆる「コリ」といわれるものです。

コリによって痛みを引き起こすものが「トリガーポイント」といわれるものです。

トリガーポイントは

トリガー=引き金
ポイント=点

といういわゆる痛みを引き起こすものと考えられ慢性的な痛みを解決する時によく論じられるよなものになります。

トリガーポイントは経穴(つぼ)などとも近い部分にある事や押して痛い圧痛点の中にある事が多く混同されてしまう事もあるのですが、違いが多少あります。

痛みを感じる部位以外に存在しているところから離れている事もありしっかりと見ていく事が大事といわれています。

斜角筋の話に戻ると斜角筋にトリガーポイントが形成されると頸部周辺に痛みを感じる事もあるのですが痛みが出ている範囲は広範囲となる事が多いです。

肩甲骨の内側縁に痛みが出る事が多く上腕~前腕外側から親指に痛みが出る事が多く前胸部にまで痛みが広がる事が多いです。

これらの痛みを感じている方は多く特に常に肩甲骨の内側縁が痛みや張り感を感じているがマッサージなどをしても変わりがない方にこの斜角筋のトリガーポイントが関係している事は少なくありません。

鍼治療はこのトリガーポイントに直線的にアプローチを出来る一つの方法になります。

実際の鍼治療

黄色短い鍼が斜角筋のトリガーポイントを狙って刺鍼をしています。

斜角筋のトリガーポイントに刺鍼をする場合そんなに深く刺す必要性が無い事も多いので短い鍼を使用しています。

まとめ

今回はツライ肩こりの原因になっている事の多い斜角筋の由来の肩こりに対する鍼治療をご紹介しました。鍼治療って怖いなって思うかもしれませんが、痛みもなくスッキリする事も多いですよ!

肩こりで悩んでいる方是非ご相談くださいね

最後までご覧くださりありがとうございました。

杏鍼灸整骨院の陣内でした。

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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