突き指とは
多くの方が経験したことがあるであろう「突き指」についてご紹介していきたいと思います。
バレーボールやバスケットボール、野球などのスポーツをされる方はもちろん、日常生活でもふとした瞬間に起こりうるこの怪我について医学的な根拠に基づいてできるだけわかりやすくご説明していきますね。
何かある場合お問い合わせください‼
突き指って、実は何が起こっているの?

「突き指なんて、たいしたことないでしょう」と思われるかもしれません。でも実は、突き指という言葉は、指先に大きな力が加わった時に起こる様々な怪我の総称なんです。
つまり、一口に突き指といっても、軽い捻挫から骨折まで、実にいろいろなケースが含まれているんですね。
指には、先端から数えて3つの関節があります。
一番先端の関節をDIP関節(第一関節)、真ん中の関節をPIP関節(第二関節)、そして指の付け根の関節をMP関節と呼んでいます。
突き指をすると、これらの関節やその周辺の組織に様々な損傷が生じる可能性があるんです。
指の構造を支えているのは、骨だけではありません。
指を曲げたり伸ばしたりする「腱(けん)」という組織や、関節を安定させる「靱帯(じんたい)」という組織があります。
突き指をした時、これらの組織が傷ついたり、場合によっては切れてしまったりすることがあります。また、骨そのものが折れてしまうこともあるんですね。
どうして突き指は起こるの?
突き指が起こるメカニズムは、実はとてもシンプルです。
ボールを受け取ろうとした時や、何かにぶつかった時に、指の長軸方向(指先からまっすぐな方向)に強い力が加わることで起こります。
例えば、バレーボールのボールが指先に当たった瞬間、指は急激に曲げられます。この時、指を伸ばす働きをしている腱に強い負担がかかって傷ついたり、関節がずれてしまったり、骨が折れてしまったりするんです。
スポーツでは特に球技に多く見られますが、つまずいて手をついた時に指を痛めたりすることがあります。どなたにでも起こりうる身近な怪我だといえますね。
突き指にはどんな種類があるの?
突き指は、損傷の部位や程度によって、いくつかのタイプに分けることができます。ここでは代表的なものをご紹介しましょう。
マレットフィンガー(槌指・つちゆび)

マレット変形は、指の第一関節(DIP関節)が伸ばせなくなってしまう状態です。指先が木槌のように下がって見えることから、この名前がつきました。
この状態には大きく分けて2つのタイプがあります。一つは「腱性マレット」と呼ばれるもので、指を伸ばす腱が切れてしまったケースです。もう一つは「骨性マレット」と呼ばれるもので、腱がついている骨の部分が折れてしまったケースです。
マレット変形になると、指の第一関節から先が曲がったままになってしまいます。自分で伸ばそうとしても伸ばせませんが、他の人に手伝ってもらえば伸ばすことができるのが特徴です。痛みや腫れも伴います。
この状態を放置してしまうと、腱のバランスが崩れて、第一関節が曲がったまま、第二関節が反り返るような変形(スワンネック変形と呼ばれます)を起こしてしまうことがあります。ですから、早めの対応が大切なんですね。
PIP関節脱臼骨折
PIP関節というのは、指先から2番目の関節のことです。ここに起こる脱臼骨折は、突き指の中でも特に治療が難しいケースの一つといわれています。
ボールなどが指先に当たって指が反り返ったり、強く押されたりした時に起こります。関節の骨がずれて(脱臼して)しまい、同時に骨折も起こしている状態です。
PIP関節脱臼骨折は、関節の中の骨が折れているため、治療に時間がかかることがあります。特に、受傷してから時間が経ってから治療を始めると、関節の動きが悪くなったり、痛みが残ったりする可能性が高くなってしまいます。ですから、できるだけ早く整形外科を受診することが大切なんです。
靱帯損傷

指の関節には、左右にぐらつかないように支えている靱帯があります。突き指で横方向に力が加わると、この靱帯が傷ついてしまうことがあります。
靱帯損傷の程度は、軽い伸びから完全な断裂まで、様々です。一般的には、以下のように分類されます。
- 1度損傷:靱帯が伸びたりしている状態
- 2度損傷:靱帯が広い範囲で切れた状態
- 3度損傷:靱帯が完全に切れてしまった状態
靱帯損傷では、指を動かすと痛みがあり、腫れや内出血が見られます。損傷が重度の場合は、関節がぐらぐらして不安定になることもあります。
突き指をしたら、まず何をすればいいの?
突き指をした時の応急処置は、とても重要です。適切な処置を行うことで、痛みや腫れを最小限に抑え、回復を早めることができるんですね。
以前は「RICE処置」という方法が広く知られていましたが、現在では科学的な研究が進み、「PEACE & LOVE」という新しい考え方が国際的に推奨されるようになってきました。
この方法は、怪我の直後から回復期まで、より包括的に対応できるアプローチなんです。

PEACE:怪我の直後(最初の数日間)に行うこと
怪我をした直後から数日間は、「PEACE」の原則に従って対応します。PEACEは、Protection(保護)、Elevation(挙上)、Avoid anti-inflammatories(抗炎症薬を避ける)、Compression(圧迫)、Education(患者教育)の頭文字を取ったものです。
P:Protection(保護)
まず大切なのは、患部を保護することです。受傷後1〜3日間は、痛みが強くなるような動作を避けましょう。ただし、完全に動かさないのではなく、悪化させない程度に保護するという考え方です。
スポーツや作業を続けるのは避けて、できるだけ早く休憩を取ってください。「このくらい大丈夫」と無理をすると、損傷が悪化してしまう可能性があります。
テーピングで隣の指と一緒に固定する「バディテーピング」という方法がよく用いられます。隣の指が添え木の役割を果たしてくれるんですね。指を曲げると痛い場合は、指を伸ばしたまま固定します。
E:Elevation(挙上)
患部を心臓よりも高い位置に保つことで、腫れを軽減することができます。例えば、椅子に座っている時は、傷めた手を頭の上に置くといった具合です。
寝る時も、枕などを使って手を高い位置に保つと良いでしょう。これにより、患部に余分な血液が溜まるのを防ぐことができます。
A:Avoid anti-inflammatories(抗炎症薬を避ける)
これは従来の考え方と大きく異なる点なんです。炎症というのは、実は体が傷を治そうとしている自然な反応なんですね。ですから、過度に炎症を抑えてしまうと、かえって治りが遅くなる可能性があることがわかってきました。
痛み止めや抗炎症薬は、医師の指示がない限り、できるだけ控えることが推奨されています。どうしても痛みが強い場合は、医療機関を受診して相談してください。
また、冷却についても、以前は「とにかく冷やす」ことが推奨されていましたが、現在では長時間の過度な冷却は避けるべきとされています。
痛みが強い時に15分程度冷やすのは効果的ですが、ずっと冷やし続けることは、組織の修復を遅らせる可能性があるんです。
C:Compression(圧迫)
適度に患部を圧迫することで、腫れを抑えることができます。ただし、強く圧迫しすぎると血流が悪くなってしまいますので、注意が必要です。
弾性包帯などがあれば、それを使って軽く圧迫するのも良いでしょう。ただし、「きつすぎて指先が紫色になってきた」「しびれてきた」という場合は、すぐに緩めてください。
E:Education(患者教育)
怪我をした本人が、自分の状態を正しく理解することがとても大切です。どのような怪我なのか、どう対処すればよいのか、どのくらいで治るのかを知ることで、不安が軽減され、適切なセルフケアができるようになります。
過度に怖がって全く動かさないことも、逆に無理をして悪化させることも、どちらも避けたいところです。正しい知識を持つことが、回復への第一歩なんですね。
LOVE:数日経ってから(回復期)に行うこと
怪我をして数日が経ち、最初の強い炎症が落ち着いてきたら、「LOVE」の原則に従って回復を促していきます。LOVEは、Load(負荷をかける)、Optimism(楽観的な考え方)、Vascularisation(血流促進)、Exercise(運動)の頭文字です。
L:Load(負荷をかける)
これが従来の「安静第一」という考え方と最も異なる点です。適切な時期に、痛みのない範囲で少しずつ患部に負荷をかけて動かすことが、実は回復を早めることがわかってきたんです。
完全に動かさずにいると、関節が固くなったり、筋肉が弱くなったりしてしまいます。ただし、「痛みのない範囲で」「徐々に」というのがポイントです。痛みや腫れが悪化するような動きは避けてください。
体と相談しながら、少しずつできることを増やしていくイメージです。最初は指を軽く曲げ伸ばしするだけ、慣れてきたら少し力を入れて動かす、といった具合に段階を踏んでいきます。
O:Optimism(楽観的な考え方)
怪我をすると、「もう元通りにならないかもしれない」「またすぐに痛めてしまうかも」と不安になることがありますよね。でも実は、心理状態が回復に大きく影響することがわかってきているんです。
前向きな気持ちを持つことで、痛みの感じ方が変わったり、回復が早まったりする可能性があります。「必ず良くなる」と信じて、できることから少しずつ取り組んでいくことが大切です。
もちろん、無理にポジティブになる必要はありません。
1人でつらい時は是非相談してくださいね‼
V:Vascularisation(血流促進)
怪我が治るためには、患部に十分な血液が届くことが大切です。血液は酸素や栄養を運んでくれますからね。
受傷後3日目くらいから、痛みを伴わない程度の有酸素運動を始めることが推奨されています。例えば、軽いウォーキングや、腕を大きく回す運動などです。1日に2回、20分程度を目安に行うと良いでしょう。
全身の血流が良くなることで、患部の回復も促進されるんです。
E:Exercise(運動)
回復に向けて、積極的に運動を取り入れることが大切です。ストレッチ、筋力トレーニング、バランス運動などを、段階的に行っていきます。
最初は理学療法士の指導のもとで行うのが理想的です。どのような運動を、どの程度行えば良いのか、専門家のアドバイスを受けることで、安全かつ効果的にリハビリを進めることができます。
適切な運動は、指の動き、筋力、感覚の回復に役立ちます。焦らず、でも積極的に取り組んでいくことが、早期回復の鍵なんですね。
絶対にやってはいけないこと

突き指をした時に、良かれと思ってやってしまいがちな、でも実は症状を悪化させてしまう行為があります。ここでは、やってはいけないことをご紹介します。
指を引っ張る
「突き指は引っ張れば治る」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これは大きな間違いです!
指を引っ張ると、すでに傷ついている腱や靱帯、骨にさらに負担がかかってしまいます。特に、腱が切れていたり、骨が折れていたりする場合は、損傷を悪化させてしまう危険性があります。
最悪なケースとして掌側板というものが関節内に侵入してしまうと手術になるケースもあります。
昔は「突き指は引っ張って治す」という考え方があったようですが、現在の医学では、これは誤った処置であると考えられています。絶対に引っ張らないようにしてください。
長時間の冷却
受傷直後に短時間冷やすことは痛みの軽減に効果的ですが、何時間も冷やし続けることは避けてください。長時間の冷却は、組織の修復に必要な血流を妨げてしまう可能性があります。
冷やす場合は、15分ほど冷やして感覚がなくなったら一度外し、少し時間を置いてから必要に応じて再度冷やすという方法が良いでしょう。
「冷えピタ」のような冷却シートでは、十分な冷却効果は得られませんので、痛みが強い場合は氷水を使って冷やすことをおすすめします。
受傷直後に温める・揉む
受傷直後に患部を温めたり、強く揉んだりするのもNGです。温めると血流が増加して、かえって腫れや痛みが悪化してしまいます。
お風呂に入る時も、受傷後数日間は患部が温まらないように工夫してください。シャワーを浴びる時も、熱いお湯が患部に直接かからないように注意しましょう。
揉むことも、炎症を悪化させる原因になります。
急性期に無理に動かす
PEACE & LOVEでは適切な時期からの負荷が推奨されていますが、これは「すぐに無理して動かす」という意味ではありません。最初の数日間は保護が優先です。
痛みが強い時期に無理に動かすことは、損傷を悪化させる原因になります。いつから、どの程度動かすかは、損傷の程度によって異なりますので、ぜひご相談ください。
こんな症状があったら、すぐに病院へ
PEACE & LOVEの原則に従って対応しても、以下のような症状がある場合は、すぐに整形外科を受診することをおすすめします。
強い痛みや腫れが続く
受傷後数時間経っても痛みが強かったり、時間が経つにつれて腫れがひどくなったりする場合は、骨折や重度の靱帯損傷の可能性があります。
特に、患部が紫色に変色している場合や、指が変形して見える場合は、できるだけ早く受診してください。
指を伸ばせない、または曲げられない
指を自分で伸ばそうとしても伸ばせない場合は、マレット変形の可能性があります。また、指を曲げられない場合も、腱や骨に問題がある可能性があります。
このような場合は、自己判断で様子を見るのではなく、医療機関で適切な診断を受けることが大切です。
関節がぐらぐらする
指の関節が横方向にぐらぐらと動く場合は、靱帯が完全に切れてしまっている可能性があります。この状態を放置すると、関節の不安定性が残ってしまうことがあります。
何度も患部の状態を確認しようと動かすのは避けて、できるだけ早く医療機関を受診してください。
翌日になっても症状が改善しない
PEACE & LOVEの原則に従って対応し、一晩休んだにもかかわらず、翌日も痛みや腫れが続く場合は、医療機関を受診することをおすすめします。
「もう少し様子を見てから」と思われるかもしれませんが、突き指の治療は早期に始めるほど、良好な結果が得られる傾向があります。
杏鍼灸整骨院ではどんな検査や治療をするの?
まず問診で、いつ、どのようにして怪我をしたかを聞かれます。その後、視診や触診で患部の状態を確認します。
検査について
徒手検査などで関節の安定性などをチェックをしていきます。圧痛や痛みの具合などを鑑みて骨折などの重篤な問題がある場合は必ず専門機関に受診して頂くように紹介状をお渡しいたします。
治療について
治療方法は、損傷の種類や程度によって異なります。
軽度の突き指の場合
軽度の打撲や捻挫の場合は、保存的治療(手術をしない治療)が選択されます。PEACE & LOVEの原則に基づいて、最初は保護と固定を行い、適切な時期から徐々に負荷をかけていきます。
痛み止めについては、必要最小限に留めることが推奨されています。専用の装具やテーピングで患部を固定しながら、適切な時期にリハビリを開始します。
固定期間は損傷の程度によって異なりますが、一般的には1週間から数週間程度です。PEACE & LOVEの考え方では、従来よりも早期から適切な負荷をかけることで、回復を促進することが目指されます。
マレット変形の場合
腱性マレットの場合は、基本的に装具での固定治療が行われます。指の第一関節をやや伸ばした状態(過伸展位)で固定します。固定期間は最低でも6週間程度必要とされています。
骨性マレットの場合も、保存的治療で改善するケースが多いのですが、骨折のずれが大きい場合や、関節面が大きく陥没している場合は、手術が必要になることもあります。手術では、ワイヤーやピン、プレートなどを使って骨折部を固定します。
PIP関節脱臼骨折の場合
まず、脱臼している関節を元の位置に戻す処置(整復)を行います。整復後、関節が安定していれば、装具やテーピングで固定する保存的治療を行います。
しかし、関節面のずれが大きい場合(一般的には40%以上のずれがある場合)や、整復してもすぐに再び脱臼してしまう場合は、手術が必要になります。手術では、ワイヤーやプレートを使って骨折部を固定します。
場合によっては、関節が固くならないように早期からリハビリができるよう、創外固定器という特殊な器具を使うこともあります。
※マレットフィンガーや脱臼のプレートや創外固定は医科での処置となります。
靱帯損傷の場合
軽度から中等度の靱帯損傷の場合は、テーピングや装具での固定で治療します。バディテーピングという、隣の指と一緒にテーピングする方法がよく用いられます。
ただし、特定の部位の靱帯が完全に切れてしまった場合は、手術で縫合したり、靱帯を再建したりする必要があることもあります。例えば、親指の付け根の関節(MP関節)の内側の靱帯が完全に切れた場合などは、手術が検討されることがあります。
治療後のリハビリテーションについて

突き指の治療では、固定期間が終わった後のリハビリテーションがとても重要です。PEACE & LOVEの考え方では、早期から適切な負荷をかけることで、より効果的なリハビリができるとされています。
関節可動域訓練
適切な時期から、徐々に指を動かす訓練を始めます。最初は他動運動(他の人や反対の手で動かす運動)から始めて、徐々に自動運動(自分の力で動かす運動)に移行していきます。
無理に動かそうとすると、かえって痛みが悪化したり、組織を傷めたりすることがあります。医師や理学療法士の指示に従って、痛みのない範囲で少しずつ動かす範囲を広げていくことが大切です。
筋力訓練
指を動かす筋肉は、固定期間中や受傷後に弱くなってしまいます。関節がある程度動くようになったら、徐々に筋力訓練を始めます。
最初は軽い負荷から始めて、徐々に負荷を増やしていきます。日常生活で使う程度の力が出せるようになることを目標に、訓練を続けていきます。
PEACE & LOVEの「E(Exercise)」の原則に基づいて、ストレッチ、筋力強化、バランス運動などを組み合わせて行うことで、より包括的な回復が期待できます。
心理面のサポート
PEACE & LOVEでは、心理的な側面も重視されています。リハビリ中は、「O(Optimism)」の原則を思い出して、前向きな気持ちを持つことが大切です。
「痛みがあるからもう動かせないかも」という不安にとらわれすぎず、「少しずつ良くなっている」と感じられることが、回復を促進すると考えられています。
不安や疑問があれば、遠慮なく医療スタッフに相談してください。正しい情報を得ることで、安心してリハビリに取り組むことができます。
スポーツ復帰に向けて
スポーツをされている方は、スポーツに復帰する時期やトレーニング内容についてよく相談することが大切です。
PEACE & LOVEの考え方では、適切な時期から段階的に負荷を上げていくことで、より安全にスポーツ復帰を目指すことができます。完全に治っていない状態で無理にスポーツを再開すると、再受傷のリスクが高くなりますので、焦らずに進めていきましょう。
適切なテーピングやサポーターを使用することで、再発を予防することもできます。
突き指を予防するには?

突き指を完全に予防することは難しいですが、リスクを減らすための方法はあります。
準備運動をしっかりと
スポーツの前には、十分な準備運動を行いましょう。特に指や手首のストレッチを行うことで、怪我のリスクを減らすことができるかもしれません。
全身の血流を良くすることも大切です。PEACE & LOVEの「V(Vascularisation)」の考え方は、予防にも応用できるんですね。
適切な技術を身につける
球技では、ボールの正しい受け取り方を練習することが大切です。コーチや指導者に正しいフォームを教えてもらいましょう。
疲労に注意
疲れている時は、反応が遅くなったり、集中力が低下したりして、怪我のリスクが高くなります。無理をせず、適度に休息を取ることも大切です。
テーピングやサポーターの活用
過去に突き指をしたことがある指は、再び痛めやすいことがあります。不安がある場合は、予防的にテーピングやサポーターを使用することも検討してください。
突き指についての誤解を解く

突き指については、いくつかの誤解や迷信があります。ここで正しい知識を確認しておきましょう。
「引っ張れば治る」は間違い
先ほども述べましたが、指を引っ張ることは症状を悪化させる危険があります。この方法は医学的に推奨されていません。
「たいしたことない」と軽く見てはいけない
突き指という言葉から、軽い怪我だと思われがちですが、実際には骨折や靱帯の完全断裂など、重大な損傷が隠れていることもあります。「突き指くらい」と軽く考えずに、適切な対応を心がけましょう。
「冷やすのは最初だけ」という考え方
急性期(受傷後2~3日程度)は冷やすことが推奨されていますが、その後の対応については、損傷の程度や回復の状況によって異なります。
まとめ
突き指は、誰にでも起こりうる身近な怪我です。しかし、その中には適切な治療が必要な重大な損傷が隠れている可能性もあります。
突き指をしたら、まずはPEACE & LOVEの原則で応急手当を行いましょう。できれば早く専門機関に受診をする事が望ましいと思います。杏鍼灸整骨院でもしっかり対応をしています。
また、治療後のリハビリテーションにもしっかりと取り組むことで、指の機能をより良く回復させることができます。焦らず、でもあきらめずに、治療に取り組んでいただければと思います。
非気軽にお問い合わせください。
参考文献
日本手外科学会関連資料
日本整形外科学会:「突き指」
日本整形外傷学会:突き指-たかが突き指、されど突き指―
Monthly Book Orthopaedics:槌指の新鮮損傷の治療法
Journal of Hand Surgery:Mallet Finger関連論文


