足関節の固定!!ホワイトテープの巻き方

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こんにちは!!

福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の妹川(いもかわ)です。

今回は【足関節の固定!!ホワイトテープの巻き方】に関して紹介していきます。

今回紹介するのは、足関節の捻挫をした時に巻くテーピング方法です。

足関節の捻挫は多くの方が経験があると思いますし、生活の中でも出会う事も多い怪我だと思います。

またスポーツの現場でも発生頻度が高く『ジャンプの着地で捻った』『切り返し動作で捻った』『他の選手との接触で捻った』など結構多く当院にも来院されます。

実際に怪我の発生件数ナンバー1は足関節捻挫です。

この事を踏まえてテーピング方法を知っておきましょう。

そうする事で❝もしも❞で困った時に役に立つ時が来ると思います。

目次

テーピング方法の説明

今回の足首のテーピング方法はテープの貼り方が結構難しいです。

色々な方向に何枚も貼っていくので動画と一緒に確認してもらう事をオススメします。

下のYouTubeから動画が確認できますので見てみてください。

ではテーピング方法を知っていきましょう。

今回用意しておくものはアンダーラップをホワイトテーピングのみです。

ハサミも使う事がないですし、テープは手で切る事が出来ます。

《用意するテーピング》
〇アンダーラップ
〇ホワイトテープ(38㎜)

使用するうえでの注意点がいくつかあります。

まずアンダーラップはかなり薄いスポンジのような物を想像してもらったらいいと思います。

これは何重にも巻いてしまうと厚みが出てごわついてしまいます。

そうすると固定力が下がるのでそこは注意しましょう。

次にホワイトテープは伸縮性の無いテープになります。

全く伸びないので強く引っ張り過ぎると圧迫が強くなってしまいます。

また直接肌に貼ってしまうとテープの端が引っ張られて肌がかぶれやすくなりますので、なるべく肌に貼らないように気を付けていきましょう。

そこを踏まえたうえで貼り方を見ていきましょう。

《アンダーラップを巻く》

最初に巻いていくのがアンダーラップです。

これを綺麗に巻けるかどうかで固定力が変わってきます。

アンダーラップを巻く時は重なって分厚くならないように気を付けましょう。

分厚くなるとズレやすくなるしごわついた感じが出やすくなります。

綺麗に満遍なく薄く巻いていけるのがベストです。

《アンカーテープを巻く》

アンダーラップを巻き終わったら次はアンカーテープです。

アンダーラップを巻いた上端と下端にアンカーテープを巻いて止めていきましょう。

最初に巻くアンカーテープ(ベーステープ)はテープの土台となるテープです。

ほぼ全てのテープがアンカーテープの上から始まってアンカーテープの上で終わります。

それによって肌のかぶれを防ぐ事が出来ますし、テープのズレが起きにくくなるので固定力が上がりやすくなります。

《スターアップテープを巻く》

次にスターアップテープを貼っていきます。

このテープの目的は足関節を内側に捻るのを防いでくれます。

そのため必ず内側から貼り始めていきます。

踵(足底)の所で外側に移って、外側を上方に向かって貼っていきます。

この時に少し引っ張りながら貼っていくと固定力が増して内側に捻る制限が強くなります。

3本貼っていますが、1本ずつ約半分から2/3程重ねて貼っていきます。

そしてテープの端を止めるためにアンカーテープ(ロックテープ)を巻いていきます。

《ホースシューテープを巻く》

次はスターアップテープを固定・安定させるためにホースシューテープを巻いていきます。

またホースシューテープは足関節を安定させる役割もあります。

前足部につけたアンカーテープの所から始めて踵の後面を通って反対側に移ります。

そのまま反対側でアンカーテープの所まで行って終わりです。

このテープも重ねて貼るために、半分から2/3程が重なるようにしながら貼っていきましょう。

《フィギュアエイトテープを巻く》

このテープは足首が内側に捻らないように固定をする上では大切なテーピング方法です。

ちなみにキネシオテープ(伸縮性のあるテープ)でも同様に行うと足関節の制限になるので知っておいてください。

足関節の前面から内側に向かって貼り始め足底にいきます。

そのまま足底を反対側に向かって通って前足部の外側に出てきます。

前足部の外側から足関節の前を通ってアキレス腱に向かいます。

アキレス腱から足関節の前に戻ってきたら完成です。

この時に足関節の前面ではフィギュアエイトの始まりと途中で重なる部分とテープの終わりが集まります。

なので上手く巻けていると足関節の前面を中心とした❝8の字❞が出来上がっています。

ただし、足を一周巻くので強く引っ張り過ぎると圧迫が強くなるので注意しましょう。

《ヒールロックテープを巻く》

今度はヒールロックを巻いていきますが、これもフィギュアエイトと同様にとても大切なテーピング方法でキネシオテープを使用しても貼る事が出来ます。

若干形が違うのでヒールロックのキネシオテープでの貼り方は一番下にリンクを貼っておきますので確認してみてください。

また今回の説明の画像では少し分かりにくいので動画も見ながら貼り方を確認してみてください。

まず貼り始めは足底から始めます。

足底の小趾側から始めて踵の内側に向かって行きます。

踵の内側を斜めに後ろに上がってアキレス腱の後方を通って足関節の前面に向かって貼り終わりです。

また同様に反対側を貼る時は逆方向の走行になります。

足底の母趾側から貼り始めて踵の外側を通ってアキレス腱から足関節前面に向かって行きます。

場合によっては片方だ貼る事はありますが、固定の場合は両方ともしっかりと貼る事で足関節から踵を固定して安定させる事が出来ます。

正直、今回のテーピングは自分で貼るには結構難しいです。

誰かに巻いてあげる場合でもテープにシワが寄ったりなかなか上手くいかない事も多いと思います。

私自身もテーピングの巻き方は下手糞ですが、テーピングを上手く巻くには何度も確認して何度も巻くしかないのでまずは巻いてみてください。

先ほど話したキネシオテープのヒールロックの方法もリンクを貼っておきますので合わせて確認してみてください。

まとめ

今回は【足関節の固定!!ホワイトテープの巻き方】に関して紹介しました。

足関節捻挫は経験をした方も多いと思います。

そんな中で怪我をした後にどのように処置したらいいか困った時も多いと思います。

テーピングを巻いてあげるだけでも固定されて少し足が着きやすくなったり、痛みが軽減しやすいです。
※決して治った訳ではありません!!

そのように処置をした後に整形外科などの受診をしてくださいね。

ちなみに足関節捻挫など怪我をした時の応急処置の方法をこちらに紹介していますので合わせて読んでみてください。

怪我に関してやテーピングの方法など何か疑問がありましたらいつでも気軽にご相談ください。

杏鍼灸整骨院でした。

投稿者プロフィール

妹川 和志
妹川 和志柔道整復師
柔道整復師

福岡柔道整復専門学校(現 福岡医療専門学校)卒業

陸上競技、サッカー、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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