腹筋の肉離れ!!リンパファンテープで腫れ改善!!

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こんにちは!!

福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の妹川(いもかわ)です。

今回は【腹筋の肉離れ!!リンパファンテープで腫れ改善!!】に関して紹介していきます。

タイトルに書いているように今回は❝腹筋の肉離れ❞です。

『えっ!?!?腹筋って肉離れするの??』って疑問を持つ方もいると思いますが、もちろん肉離れをします。

筋肉の大きさや作用などによって肉離れの起きやすさは違うかもしれませんが、筋肉であれば基本どこでも肉離れを起こす可能性はあります。

恥ずかしい話、僕自身も腹筋の肉離れを起こしました。

それは後で余談で話しますね。

今回は肉離れに関しても知ってほしいので、肉離れはどうやって起きるのかなども踏まえて説明をして行けたらいいと思います。

またリンパファンテープに関しても知らない方が多いと思いますので、貼り方だけでなくてテープの目的などに関しても少し説明していきますね。

テープの貼り方を動画で確認したい方はYouTubeにアップしていますので確認してみてください。

目次

肉離れってどうやって起きるの??バレーボールを例に解説

今回テーピングを行っているのはバレーボールをしている高校生です。

スパイクを打つ時に痛みが出て、それ以降は痛みが強くてスパイクを打ったりするのが厳しくなったようです。

痛みが最初に出た瞬間は❝スパイクを打つ時❞ですが、なぜこのタイミングで怪我をしたのでしょうか??

そこに肉離れを起こす理由があります。

では肉離れはどのような時に起きるのでしょうか??

簡単に言うと遠心性収縮としているタイミングで肉離れは起きやすいです。

では遠心性収縮はどのような収縮の事をいうのでしょうか??

《遠心性収縮》とは??
遠心性収縮とは、筋肉の収縮時(求心性収縮)に伸展力が働いて筋肉の収縮と伸展が同時に働いる状態の事をいう

文章を読むだけでは分かりにくいのでバレーボールを例にもう少し噛み砕いて話していきましょう。

①はスパイクを打つための準備動作を行った時の腹筋の動きです。

スパイクを打つ時には身体を反っていくために、腹筋は伸ばされている状態になります。

そこから②の動作に移っていきます。

②ではボールを強く打つために腕の振りと一緒に身体も屈曲(縮める動き)していきます。

この時の腹筋は身体を曲げるために強く収縮しています。

この①⇒②の動作をしていく瞬間が遠心性収縮が強く働いています。

①で腹筋が伸ばされている状態から②の身体を縮めるために腹筋に力が入っていくので、腹筋は伸ばされている力と縮もうとする力が同時に働いています。

この時に拮抗する力に筋肉が耐えられなくなった時に肉離れが起きます。

今回はバレーボールを例にして話をしましたが、実際にはどのようなスポーツでも肉離れを起こしいてます。

また遠心性収縮も様々なタイミングで起きていて、運動をしている時には負荷も大きくなるので、どのタイミングで肉離れが起きてもおかしくありません。

スポーツだけに限らず生活の中でも身体を動かす時にいつでも遠心性収縮は起きているので『ちょっと踏ん張った時に・・・』みたいに怪我をするタイミングは至る所に隠れています。

ちょっと余談

ちょっと余談ですが、僕自身の恥ずかしい話をしていきます。

冒頭にも『恥ずかしい話、僕自身も腹筋の肉離れを起こしました。』と書いていますが、腹筋を痛めて一時苦しんだ経験があります。

何をしていたかというと❝アブローラー(腹筋ローラー)❞です。

『えっ!?あれで怪我するのww』と思っている方もいると思いますが、僕もまさか自分がこんな事で怪我をするなんて思っていませんでした。

一時期、職場のメンバーで仕事終わりに筋トレをしていました。

筋トレといっても本格的な感じではなく、みんな運動不足だったので『身体の維持のためにも軽く運動をしようか!』といったぐらいでした。

最初はアブローラーも膝をついて少ない回数から始めて徐々に回数を増やしていました。

少し慣れた所で『いけるんじゃないww』くらいの軽い気持ちで立ったままやってみた所・・・

『ぐわっ!!!!』っと声が出たのと同時にお腹の下部に強い痛みを感じました。

そうです。

その瞬間に腹筋の肉離れをしてしまいました。

アブローラーは身体を伸ばしていく時に腹筋は伸ばされて、身体が落ちないように腹筋に力を入れて耐えている状態になる事で、遠心性収縮を起こして筋肉に負荷を掛けていくというものです。

この耐える状態の負荷に僕の弱い腹筋は耐えられずに❝バチンッ❞と切れてしまいました。

それからの僕の腹筋は悲惨なものでした。

寝る時は痛い・身体を起こす時も痛い・咳をしたら痛い・くしゃみをしたら痛いなどの瞬間には強い痛みで『うっ!』となって、その他の動作でも基本的にはずっと軽い痛みや違和感がある状態が続いていました。

しかもこれが気にならなくなるまで約1ヵ月半くらいかかりました。

それからはアブローラーは立った状態でするのは怖くて、膝をついてしかしていません。

ただただ自分の身体の衰えと貧弱さを痛感した恥ずかしい体験でした。

腹筋に対して行うリンパファンテープ

僕の恥ずかしい話の余談は置いておいて、本題のテーピングに関して話していきましょう。

今回のテーピングはリンパファンテープというテープです。

腹筋の怪我をした初期に貼るもので損傷部位の保護や治るための過程がスムーズにいきやすくするためのものです。

そのため腹筋自体の動きを制限して固定するものではありません。

《用意するテーピング》
〇キネシオテープ
幅5㎝ー長さ10~15㎝(3本)

用意をするのはキネシオテープのみです。

これを貼る前に少し切り込みを入れて準備が必要です。

まずはテープを半分に折り曲げていきます。

半分に曲げたテープの曲げた側から切り込みを入れていきます。

この時にテープの真ん中を切っていきますが、最後まで切らずに端は1/3程切らずに残しておきましょう。

二等分になったテープをまた半分に切っていきます。

切り込みを入れるのは一回目に切った所と同じで、1/3を残す所までです。

すると上の画像のような四等分になったテープが出来上がると思います。

このテープを3本用意しておきましょう。

《1本目を貼る》

今回のテープを貼っていく時の注意点は引っ張らない事です。

このテープは皮膚に対してアプローチしているものなので、貼る時に強く引っ張り過ぎると効果が変わってしまいます。

なので❝全く引っ張らない❞か凄く❝軽くだけ引っ張る❝❞程度にしましょう。

テープの真ん中に痛めている所が来るようにしながら、一本ずつ軽く広げていきます。

《2本目を貼る》

2本目は1本目から45度程斜めにした状態で貼っていきます。

1本目と同様に引っ張らずに痛めている所が真ん中に来るように貼っていきましょう。

今回のテープは3本用意していますが、2本で貼る事も出来ます。

2本で貼る場合は90度傾けて十字になるように貼ってくださいね。

《3本目を貼る》

3本目も今までと同様に引っ張らずに貼っていきましょう。

2本目に貼ったテープと反対方向に45度程傾けて貼っていきます。

3本全部貼り終わった時に真ん中に丸くテープの無い部分が出来ますが、そこに痛めている所が来ると上出来です。

綺麗に真ん中ではなくても、効果はしっかりと出るので大丈夫ですよ。

テーピング方法の一連の流れに関してはYouTubeにアップしています。

今回のブログと一緒に確認しながら貼ってみてください。

まとめ

今回は【腹筋の肉離れ!!リンパファンテープで腫れ改善!!】に関して紹介しました。

腹筋に限らず肉離れを起こす時は同じような機序(遠心性収縮)による事が多いです。

運動中が多いですが、いつでも起こりえる事なので気を付けていきましょうね。

また今回のテーピングは肉離れに限らずどこにでも使用できます。

他の部位の肉離れや、足関節捻挫など急な怪我に対していつでも何処でも使えるテーピング方法です。

是非知っておいてください。

テーピングの貼り方や怪我に関してなど何か気になる事がありましたら気軽にお尋ねください。

杏鍼灸整骨院の妹川でした。

投稿者プロフィール

妹川 和志
妹川 和志柔道整復師
柔道整復師

福岡柔道整復専門学校(現 福岡医療専門学校)卒業

陸上競技、サッカー、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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