身体の支えは足底から|足底腱(筋)膜に行う超音波治療器

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こんにちは!!

福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の妹川(いもかわ)です。

今回は【身体の支えは足底から|足底腱(筋)膜に行う超音波治療器】に関して紹介をしていきます。

足底腱(筋)膜で悩んでいる人は多いのではないでしょうか??

『ランニングをしていて痛くなる』
『陸上競技の練習で坂道ダッシュ中に痛くなった』
『長歩きをしていたら痛くなった』
『昨日多く歩いたら次の日の朝足を着いたら痛かった』
『長時間の立ち仕事をした後から痛くなった』

など多くあると思います。

また当院には陸上競技をしている学生スポーツが多く来院されますが、冬季練習の後半でシーズンインに向けてスパイクを履く頻度が増えてくると足底に負荷が掛かりやすくなるので足底の痛みや張りを訴える方も多くなってきました。

足底腱膜の痛みは運動をしている人から、日常生活の中でも痛みを訴える人は多くいます。

タイトルにも書いているように、身体の支えは足底からです。

そこで今回は、足底の支えに関しての知識を少しと足底に対して行う超音波治療器を使った施術例を紹介していきたいと思います。

目次

足底腱(筋)膜って何??痛みの感じ方と痛みの場所

足底腱膜は支えとしてとても大切な場所になります。

歩いている時に、まず最初に衝撃を受けるのは足ですよね。

その足にかかる衝撃を和らげているのが足底腱膜になります。

簡単にいうと足底腱膜とは、足底全体に張る帯や膜状の大きな腱組織です。

腱組織は筋肉組織のように伸び縮みがすごく少ない組織になります。

そのため足底の支えに関してはしっかりと役割を果たす事が出来ますが、逆に強い負荷や弱い負荷でも連続してかかる事で損傷も起こしやすくなります。

また足底腱膜は踵から足趾に向かって走行しているのですが、この足裏全体を覆っている事が足底の支えとしてとても大切な役割をしています。

この足底腱膜の役割に関しては後述します。

また足底腱膜は痛みの場所や痛みの感じ方に特徴があります。

まず感じるのは朝起きて足を着いた時に感じる痛みです。

朝一で動き始める時が痛くて、その後動いていると減ったり無くなったりしてきます。

練習をしている時も同様で、準備運動をしている最中に痛くて、身体が温まってくると痛みはどんどん軽減してきます。

そして練習の後半や練習が終わった後になってくると、また痛みを感じるようになってきます。

しかし状態が悪くなってくると痛みの軽減が無くなってきます。

常に痛みを感じるようになり、日常生活や練習で動いている最中にどんどん痛みは増してきます。

痛みを感じやすい場所もある程度決まっています。

踵の足底側から足底の真ん中にかけての痛みを感じやすいです。

痛みの場所が分かりやすいので足底腱膜の損傷を疑ったとしても、練習中や日中など途中で痛みの軽減が起きてくるために放置されやすいです。

そのため痛みが長く続いてしまったり、状態が悪化していくと踵の付着部に継続的に引っ張られる負荷が掛かるために骨棘が出来てしまう事も多く治りにくくなっていきます。

足底腱(筋)膜の役割|足底から支える最初の受け皿

足底腱膜は足底から支えると何度かいっていますが、ではどのような役割があるのか知っていきましょう。

歩く時に最初に負荷が掛かるのは足底です。

この時に足部で衝撃を減らしたり分散させたりしているのですが、ここで欠かせないのが足底間膜になります。

足底腱膜が足底全体を伸びにくい腱組織で覆っているからこそ、この支えが出来ています。

支えとなっている役割は、足底アーチウインドラス機構トラス機構などが足底から支えとして働いています。

こららの役割を少し詳しく話していきましょう

足底アーチ

足底アーチとは、足部の骨が弓状に並ぶ事でショックを吸収する形状の事をいいます。

アーチは内側縦アーチ外側縦アーチ横アーチがあります。

そこで足底腱膜が関わっているのが縦アーチです。

足の骨が弓状になっているのを支えているのは周りの靭帯や筋肉ですが、それにに対して足底腱膜は弓の弦の役割をして足底から支えています。

そのためアーチに対して負荷が掛かる時には、足底腱膜がアーチが潰れて崩れていかないように足底から支える役割をしていきます。

ウインドラス機構

ウインドラス機構とは、足底のアーチを持ち上げる仕組みです。

母趾を背屈させると足底腱膜や母趾屈筋が巻き上げられるために、足底腱膜や足底部の筋の長径が短くなります。

そのため母趾背屈をしていくとアーチ部分が持ち上げられていきます。

歩行時の地面を蹴る動作などでつま先に重心がかかった時に、縦アーチが潰れずにしっかりと支えて力が加わりやすくするためのものです。

トラス機構

トラス機構とは、かかってきた負荷を分散させる仕組みです。

足を着いた時に足底から負荷が掛かってきて、それはアーチなどで緩和されていきます。

それに加えて足関節の上方からは体重の負荷が掛かってきます。

この体重による負荷を踵側と足趾側に分散せていくのがトラス機構の役割です。

それにより足底にも足自体にもかかる負担を減らしていけます。

このように足底腱膜には沢山の役割があります。

足底アーチ・ウインドラス機構・トラス機構などはそれぞれが違う働きをしながら、足底腱膜と関わって足底を支えていきます。

それだけ足底腱膜は重要な部分でもあります。

足底腱膜に行う超音波療法|温熱効果が効果大!!

当院で行っている超音波治療器を使った施術の一例です。

超音波治療器は足底腱膜に対して効果が高いと思います。

その理由が超音波治療器の特性と温熱効果の効果内容です。

超音波治療器の特性として、コラーゲン線維(膠原線維)を多く含んでいる組織の方が効果を出しやすい事が挙げられます。

超音波治療器は超音波振動を筋肉や腱などの組織に照射していくのですが、水分量が少なくコラーゲン線維を多く含んでいる組織の方が超音波振動が吸収されて熱エネルギーに変換されやすく、温度上昇を起こしやすいです。

身体の中の組織でいうと靭帯・腱>筋肉>脂肪体の順でコラーゲン線維が多く、超音波治療器の温度上昇を起こしやすいです。

そのため足底腱膜のほとんどが腱組織と一緒なので、超音波振動の吸収がされやすく温度上昇が起きやすい事が分かります。

それに加えて、温熱効果の中の効果内容には《軟部組織の伸張性増大》というものがあります。

これは超音波振動によって一定温度以上の温度上昇が起きると、筋肉や腱などの軟部組織が伸びやすい状態になっていくというものです。

腱組織は大きくは伸びない組織ですが、この効果によって弾性が上がると思っています。

これらの理由から足底腱膜に対しては超音波治療器は効果が高いと思っています。

まとめ

今回は【身体の支えは足底から|足底腱(筋)膜に行う超音波治療器】に関して紹介しました。

足底腱膜は支えとしてとても大切な場所ですが、負荷が掛かりやすいので運動をしている人に限らず日常生活の中でも痛くなる事の多い場所です。

また痛みを感じ始めても一日の中で痛みの軽減があるので放置されやすい怪我でもあります。

そのままにしておくと長引いてしまったり悪化していまう可能性があるので早めの対処が必要です。

また自分でセルフケアなども行っていけると痛みの改善にはもっと良いですね。

杏鍼灸整骨院の妹川でした。

投稿者プロフィール

妹川 和志
妹川 和志柔道整復師
柔道整復師

福岡柔道整復専門学校(現 福岡医療専門学校)卒業

陸上競技、サッカー、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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