投球肩(肩関節障害)などに小胸筋の電気鍼

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こんにちは!

福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内由彦です。

高校野球も秋の福岡県大会が終わりましたね!

当院にも様々な高校の球児が来院されており、とあるチームの選手が九州大会に出場を決めてくれました!

春の高校選抜大会につながるので是非九州大会でも活躍されることをお祈りしております。

 

さて球児が集まると様々なスポーツ障害の選手が集まるのですが今回ご紹介するのは野球選手に多い『投球肩障害』についての鍼灸治療の一つをご紹介していきたいと思います。

投球肩の別の記事はこちらになります。

 

目次

小胸筋の働き

あまり小胸筋という筋肉をご存じではないかもしれませんが胸の深層にある筋肉です。

大胸筋という胸の大きな筋肉の下に隠れている筋肉なんですね。

 

この筋肉は肩甲骨の烏口突起というところに付着していて、肩甲骨って背中側にあるんじゃないのって思うかもしれませんがこの烏口突起は名前の通り突起状になっていて肩の前側にまで伸びています。

ですので小胸筋は烏口突起に付着して肩の前面より肩甲骨の位置や肩関節の安定性に関与しています。

さらに小胸筋の一部は肩関節の烏口上腕靭帯という靭帯と合流して肩関節の前面の安定性に関係します。

 

肩関節の安定性はこのように関係しますがもう一つ大事なことは肩甲骨を前方に倒すように引っ張るということです。

この動きの事を『肩甲骨の前傾』といいます。

小胸筋は矢印方向に肩甲骨を引っ張ります。

 

肩甲骨の位置がよくない場合の多くがこの肩甲骨の前傾状態にあります。

この状態になると腕を上げるような動作の時に負担が上がってしまいます。

 

つまり野球などの時の肩関節障害(投球肩)の際にはこの肩甲骨の前傾を始めとする肩甲骨の位置異常を戻して、動きをよくしてあげるということが重要です。

※わかりやすく説明するためこのような言葉を使っています。実際は元に戻すというよりも安定性を出すことと、ちゃんと動きを出すことの両方が必要になります。

 

小胸筋の鍼灸治療

当院の公式YouTubeチャンネルで小胸筋の電気鍼についてご紹介しているのでそちらのをご紹介してます。

よかったらこちらの方を観ていただいたら小胸筋の刺鍼の感じが解かると思います。

実際の肩関節の痛みに対して小胸筋だけを狙ってアプローチをすることはほとんどありません。

他の筋肉や関節包なども考えて刺鍼や他の物理療法機器を用いて施術をすることが多くなります。

 

ただきちんと小胸筋に対して刺鍼ができると肩関節の動きが大きく変わることが非常に多いです。

 

小胸筋のほかにアプローチをしていることをご紹介している記事はこちらになりますのでこちらも読んでいただくとわかりやすいと思います。

まとめ

今回は『投球肩(肩関節障害)などに小胸筋の電気鍼』をご紹介していきました。

投球肩はスポーツ障害では非常に多く、野球以外のスポーツにも非常に多いです。

肩関節に痛みがあっても他の関節の動きも考えなければ痛みが戻ってしまう場合も多いです。

大事なのは患部の状態をよくしていくことと、肩に負担が少なくなるような体全体の使い方だと思っています。

 

ここまで含めての肩関節障害(野球肩)だと思っています。

秋シーズンが終わりに差し掛かってきましたが、来シーズンに向かいケガを治す、ケガをしない体づくりを心掛けていきましょう。

何かございましたらご気軽にご相談ください。

最後までご覧くださりありがとうございます。

杏鍼灸整骨院の陣内でした。

 

投稿者プロフィール

陣内由彦
陣内由彦柔道整復師、鍼灸師
院長  柔道整復師  鍼灸師

福岡医健専門学校卒業

株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。

陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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