
こんにちは!!
福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の妹川(いもかわ)です。
今回は【アキレス腱痛に対する保護テーピング|キネシオテープ】に関して紹介していきます。
アキレス腱の痛みは様々なスポーツで聞く事が多いと思います。
またスポーツでなくても生活の中でも痛みを感じている人も少なからずいるのではないのでしょうか??
正直に言うとアキレス腱痛はあまり好きではありません。
理由は❝治りにくいから❞です。
どういうことかというと、アキレス腱痛はなかなか治らずに長期になる事が多く、そのまま選手をずっと悩ませたりする事もあるような怪我です。
しかし、それには理由があります。
そこで今回はテーピングンの貼りかただけではなく、アキレス腱痛と痛みが引きにくい理由に関しても少し触れていきましょう。
先にテーピングの貼り方を確認したい方はこちらから確認してください。
アキレス腱とは??下腿三頭筋との関係
アキレス腱とは何なのか知っていますか??
まずはアキレス腱は何なのかという事を確認していきましょう。

アキレス腱は下腿三頭筋の停止腱になります。
下腿三頭筋とは腓腹筋(内側頭・外側頭)とヒラメ筋の3つを合わせた筋肉になります。
これらの筋肉は収縮する事による働きはほとんど一緒です。
同じ働きをするので、始まりの位置こそそれぞれ違うものの、足に向かうにつれて合わさり共同腱のアキレス腱に変化して踵に停止していきます。
《下腿三頭筋》
〇起始
腓腹筋内側頭:大腿骨内側上顆
腓腹筋外側頭:大腿骨外側上顆
ヒラメ筋:腓骨頭・ヒラメ筋線
〇停止
腓腹筋内側頭・腓腹筋外側頭・ヒラメ筋が共に共同腱(アキレス腱)となり踵骨後面に停止
〇作用
足関節の底屈
膝関節屈極(腓腹筋)
これらが下腿三頭筋の筋肉の走行になります。
という事は下腿三頭筋とアキレス腱は繋がっていて一続きになっています。
結果、アキレス腱は下腿三頭筋からの影響を受けやすい部分だという事がいえます。
アキレス腱痛が治りにくい理由
冒頭でアキレス腱の怪我はあまり好きではなく、その理由は治りにくいからと話しをしました。
では、なぜアキレス腱は治りにくいのでしょうか??

その大きな理由に《痛みが消えるから》です。
アキレス腱痛には特徴的な痛みがあります。
それは❝朝一の痛み❞と❝動き出しの痛み❞です。
アキレス腱痛の初期には特にこの症状が起きやすく、朝起きて床に足を着いて動き出しから痛みを感じ始め、朝の支度をしている時間までが痛みを感じていますが、いつの間にか痛みが無くなっています。
そこで『朝の痛みはもう大丈夫だ』と判断して部活動や仕事をはじめていきます。
部活動中も準備運動の最初の方だけ痛みを感じ、身体が温まってくると次第に痛みが消えていき、通常通り運動をする事が出来てしまうのです。
初期の内に何らかの処置を行えていると全然違ってくるのですが、この時期のアキレス腱痛は痛みが消えるため放置されやすく、ある程度症状が強くなって運動や生活に支障をきたすようになった時には、症状も進行をしてしまっている状態がほとんどです。
そのため『アキレス腱が痛いです』と来院される患者様の多くが、症状が強くなって治りにくくなっている方が多いです。

アキレス腱痛が治りにくいのには他にも理由があります。
それは《血液循環の悪さ》です。
アキレス腱に限らず腱や靭帯という組織は血液循環が悪いのが特徴です。
怪我が治っていく過程には血液から運ばれてくる栄養素が必ず必要になってきますが、アキレス腱を含む腱はそれが乏しいので修復までに時間が掛かってしまいます。
また、炎症の期間が長くなってくるとアキレス腱は変性を起こしてしまいます。
肥厚といって炎症が続く事によって繰り返しの組織回復のために新しい組織が集まり続けるので分厚くなってしまいます。
そうなるといよいよ痛みが引きにくくなるのにプラスしてアキレス腱断裂を起こす可能性も高くなってしまいます。
このような色々な要素が重なっていきやすいのがアキレス腱痛です。
だからこそ一度痛めて簡単に考えてしまうと長引きやすい怪我になります。
そうならないためにも、最初に痛みを感じた時点で対処を行っていく事が大切になってきます。
キレス腱痛に対するテーピングの貼り方
アキレス腱の位置と下腿三頭筋の位置は分かっていただけたと思います。
テーピングは狙いたいポイントや筋肉をしっかりと意識して貼っていった方がより良い形になっていきます。
なので頭に下腿三頭筋とアキレス腱をイメージして貼っていきましょう。
今回使うテープは《キネシオテープ》です。
キネシオテープは伸縮性のあるテープで今回はアキレス腱のサポートと保護を行う事が一番の目的です。
《今回使用するテープ》
〇キネシオテープ5㎝幅
約35~40㎝を2本
約15㎝を1本
テープによって若干の違いはありますが、基本的に伸縮性のあるテープを使っていただけると良いと思っています。
また体格によって太さや長さは変更してください。
《テープの貼り方》

貼る姿勢は伏臥位でつま先を立てた状態にしておきましょう。
まずは一番短い15㎝のテープを使用します。
踵の足底側から貼り始めて、そのまま後方に向かいアキレス腱の上を貼っていきます。
強すぎると良くないですが、ある程度引っ張っていきます。
これによってアキレス腱の保護を行っていきます。

次に、長い方のテープを使用していきます。
踵の足底側から貼り始めて踵の外側に向かって行きます。
その後、アキレス腱の所でクロスして内側へと方向を変えて、上方に向かって行きます。
このテープは腓腹筋の内側頭を補助するように働きます。

内側に貼った方向と反対のテープを貼っていきます。
踵の足底側から貼り始めて踵の内側へ向かいます。
その後アキレス腱の所でクロスして外側へと方向を変えて上方へと上がっていき、前のテープと合わせてアキレス腱の所では3本のテープが重なっている状態になります。
このテープは腓腹筋の外側頭のサポートを行います。
ひとつ前のテープと合わせて、ふくらはぎの内側と外側のサポートをするので、下腿三頭筋のサポートをする事が出来ます。
ひとつ前のテープと今回のテープはどちらから先に貼っても大丈夫です。
このテーピング方法の一連の動画はYouTubeにアップしていますので合わせて確認してみてください。
まとめ
今回は【アキレス腱痛に対する保護テーピング|キネシオテープ】に関して紹介しました。
アキレス腱痛は多く聞く怪我ですが、実は治りにくい怪我という事を知っていただけたと思います。
放置をして治りにくくなる前にテーピングでサポートする事も一つの手段ですし、しっかりと状態に合わせた処置が早くから出来る事がとても大切です。
そうする事でアキレス腱痛はしっかりと改善を起こしやすくなってきます。
ぜひ気を付けていただけたらと思います。
当院で行っているテーピング方法などはYouTubeやInstagramなど各種SNSにアップしていますので気になる方は見てみてください。
また分からない事は何でも気軽にご相談ください。
杏鍼灸整骨院の妹川でした。
投稿者プロフィール

- 柔道整復師
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柔道整復師
福岡柔道整復専門学校(現 福岡医療専門学校)卒業
陸上競技、サッカー、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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