こんにちは！！
福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の妹川（いもかわ）です。
今回は【足底のテーピング！！足底筋（腱）膜炎や足底アーチの支持に活用】に関して紹介していきます。
足底の痛みですが多く聞くのは足底筋膜炎だと思います。
しかし足底には大切な役割が沢山あるので、痛みを感じるとこれらにも影響をする事があります。
足底の筋肉を鍛えようと思ってもなかなかすぐにとはいきません。
そこで行ってほしいのがテーピングです。
足底にテーピングをする事で、足底アーチを支える事が出来るので足底にかかる負担を減らす事が出来たり、役割の補助をしてくれたり、とても有効です。
そこで今回は足底に関する簡単な知識と、テーピングの方法に関して紹介していきたいと思います。
読んで頂くと貼り方や注意点を細かく説明していますが、『先に貼り方を教えてくれよ！！』って方は当院で出しているYouTubeで確認してみてください。
足底筋膜炎が起こる理由｜足底アーチと足底の役割
足底には大切な役割があります。
全てではないですが、足底筋膜炎を起こしている場合もこの足底の機能が上手く働いていないケースが多くあります。
足底の大切な役割は《足底アーチ》です。
足底アーチは足の裏が弓のようなアーチを作る構造をしていて、それが足底からかかる負荷を減らす働きをしています。
人が歩いたり走ったりと色々な行動をとりますが、この時に最初に地面からの負荷を受けるのは足底です。
この負荷は足底から上方に向けて伝わっていきますが、足底アーチがある事で負荷を和らげる事が出来ます。
逆に足底アーチが崩れている状態では負荷を減らす事が出来ずに上方に負荷が掛かっていくので、足回りの怪我や下腿の怪我・膝の怪我・腰の怪我などに繋がっていきやすくなります。
このように足底アーチが機能しているかしていないかで、身体にかかる負担が全然違ってきます。
ちなみに足底アーチが崩れてしまった状態の足は、扁平足や開帳足や回内足など足の形も変わってきやすくなります。
足底筋膜炎の場合も足底アーチは大きく関わっています。
足底筋膜は足底の踵から始まって足趾の方に向かう腱や靭帯に近い組織で構成されています。
これは弓でいう弦の役割をしていて、足底アーチが崩れないようにしながら負荷の軽減をしてくれています。
足底アーチが崩れて沈んでしまう状態になると、踵と足趾までの距離が広くなってしまうために足底筋膜は引き伸ばされてしまいます。
こうなると足底筋膜は常に引っ張られる負荷が掛かるために、付着部になる踵付近で炎症を起こしてしまいます。
これが足底筋膜炎です。
以上のような理由から足底筋膜炎は足底アーチと密接に関わっていますし、足底アーチが崩れる事で足底筋膜に強く負荷が掛かりやすくなります。
足底筋膜や足底を支えるためのテーピング
足底のテーピングの方法です。
テーピングは足底に貼っていくのですが、足底を下方から支える事で足底アーチが崩れないように補助しています。
また足底アーチを支える事でアーチが崩れて沈んでしまうのを軽減する事が出来るので足底筋膜にかかる引き伸ばされる負荷もしっかりと減らすように補助をしてくれます。
用意するテーピングはホワイトテーピングといって伸縮性のない固定用のテープと、キネシオテープといって伸縮性のあるテープを使用します。
◉３８㎜のホワイトテープ
◉２５㎜のホワイトテープ
◉５０㎜幅のキネシオテープ
今回使用しているテーピングを紹介していますが、幅や長さは多少前後しても問題ないですし、貼る方の体格などによっても合わせて変更してください。
《①アンカーテープを貼る》
最初にテーピングを行う姿位は、うつ伏せでつま先を上げた状態で行っていきます。
これにより足底アーチを持ち上げた状態でテーピングを行う事が出来ます。
その状態からアンカーテープを貼っていきます。
アンカーテープとはテープの始まりと終わりを貼る場所で、これをする事によってテープの端に引っ張られて皮膚を痛める事を減らす事が出来ます。
母趾と小趾を繋ぐように貼っていきます。
３８㎜のホワイトテープを使用していますが、幅は細くしたりキネシオテープに変更しても大丈夫ですが、なるべく幅の広いテープの方が貼りやすくなります。
《②足底にテープを貼っていく》
２５㎜のホワイトテープを使用して足底に貼っていきます。
足底にバツ印を作るようにクロスして貼っていきます。
この時に必ず最初に巻いたアンカーテープの上にテープの端がくるようにして触接肌に貼らないように注意しましょう。
そのまま半分程重ねながら上方にずらしていって踵まで貼っていきます。
この時に少し圧迫するように貼っていくと、より固定力が強くなりやすいです。
《③踵部分まで覆うように貼っていく》
踵までしっかりと覆うようにテープを貼っていきます。
ここでは踵から足趾の方に向かって縦方向に貼っていきます。
また足底筋膜炎の場合テープのクロスする部分が痛みのある位置に来るとより圧迫力が強くなりやすいです。
この時にも必ずテープの端はアンカーテープの上で貼っていきましょう。
《④テープの端をしっかりと留めていく》
足底の全体を覆うようにテーピングしていくと、全体のテープが剥がれないように止めていきます。
３８㎜のホワイトテープを最初に貼ったアンカーテープと同じように貼っていきます。
これによりテープの端を留める事が出来て剥がれにくくなっていきます。
その後にもう一枚上から覆うように５０㎜のキネシオテープで全体的なテープの端を包んでいきます。
この方がより強く剥がれにくくなります。
このテーピング方法の一連の流れを動画で確認したい場合はYouTubeにアップしていますので確認してみてください。
まとめ
今回は【足底のテーピング！！足底筋（腱）膜炎や足底アーチの支持に活用】に関して紹介しました。
足底はとても大切な場所になります。
今回は足底筋膜炎で紹介しましたが、このテーピングは足底アーチの保持に役立つので様々なシーンでも活用しやすくなります。
自分で貼るのはなかなか難しいですが誰かに貼ってもらったり貼ってあげてくださいね。
テーピングの貼り方や怪我に関しての質問など気になる事は何でも気軽にご質問ください。
またＸ（旧Twitter）・Instagram・YouTubeなど各種ＳＮＳでも他のテーピングの貼り方等も紹介していますのでトップページか《杏鍼灸整骨院・テーピング》で検索して見てみてください。
杏鍼灸整骨院の妹川でした。
投稿者プロフィール
- 柔道整復師
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柔道整復師
福岡柔道整復専門学校（現 福岡医療専門学校）卒業
陸上競技、サッカー、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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