こんにちは!
福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の陣内です。
当院は色々な症状の方がご来院されますが、スポーツでの怪我の方も多く来院されます。
その中でも今回は陸上選手のハムストリングの痛みに対しての鍼治療をご紹介していきたいと思います。
実際にご来院された方をもとにしてご紹介していきます。
ハムストリングの痛み
ハムストリングと言ってもあまりピンとこない方もおられるかもしれません。
ハムストリングは大腿部の後ろ側にある筋肉で、外側の大腿二頭筋、内側の半腱様筋、半膜様筋の3つの筋肉の総称になります。
このハムストリングは短い距離をダッシュするようなスプリント系のスポーツでは非常に重要な筋肉でその分怪我をしやすい筋肉になります。
特に陸上競技の短距離走ではハムストリングの肉離れがよく起こると言われます。
国立スポーツ科学センターが提示しているデータですが大腿二頭筋だけでも陸上競技での肉離れが多いのを表していると思います。
それだけハムストリングの肉離れは陸上競技においては身近にあり、なおかつとても怖いスポーツでの怪我になります。
そのため肉離れを起こさないようにするために肉離れを起こす前の段階でケアをするのがとても大事なことだと思っています。
今回のハムストリングの痛みが起きた原因
陸上競技の短距離選手でいうと今の時期(冬の1月)では多くの選手は冬季練習と言って一年間の練習ルーティンの中では最も量をは仕込む選手が多い時期になります。
この時期に鍛錬をすることによりシーズンに備える季節になります。
そのため日常の疲労感がたまりやすくそのためハムストリングなどにいわゆる張り感が出やすかったりします。
それに加え寒さが増すと筋肉系のアクシデントが起きてしまう事が多いです。
W-UPをしても休憩の少しの時間で体が冷えてしまう事も多いので休憩時の身体の保温も怪我をしないようにするのに重要な事だと考えています。
今回ハムストリングに痛みが出た選手もこのような事が要因が重なり痛みが出たと考えられます。
実際のハムストリングへの刺鍼
それではハムストリングの刺鍼をご紹介していきます。
今回の方のハムストリングの痛みの範囲は次のようにありました。
内側のハムストリングの範囲で痛みがあるもののストレッチでの痛みや力が入る感じで痛みがあるなどのハムストリングの肉離れの特徴的な症状はありませんでした。
張った感じが強く痛みが出ているとの本人の自覚症状でこれぐらいで来院されてもらってケアをしてもらうとハムストリングの肉離れの予防になっていくと思います。
施術は痛みがある筋肉の筋緊張を緩解していく事と疲労のたまった部位の血流をよくしていくような刺鍼と電気鍼を行っていきます。
当院の電気鍼は通常の低周波領域での鍼通電だけではなく微弱電流領域の鍼通電も行っております。
従来の鍼通電は痛みの軽減に非常に優秀な効果があるといわれています。
最近広まっている微弱電流は従来の鍼通電ではなかった損傷した組織の回復を早めるという効果があります。
微弱電流は細胞内でATPという細胞の代謝に必要なエネルギーの生産が起こるといわれています。
この効果は肉離れだけではなく練習の量が増えてハムストリングなどの筋肉に緊張が強くなった時にも効果的な事が考えられます。
まとめ
今回はハムストリングの痛みの鍼治療をご紹介しました。
冬季練習中の陸上短距離選手はこれからが最後の追い込みになると思います。
疲労感が残ったまま気温が上がりスピード練習に移行していくとハムストリングの肉離れなどのリスクが非常に高まります。
このリスクを回避していくためには睡眠や栄養が基本になりますがケアも重要の要素になっていきます。
何かございましたらご気軽にご相談ください。
杏鍼灸整骨院はアスリートの悩みと向き合っています。
何かございましたらご気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
投稿者プロフィール
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院長 柔道整復師 鍼灸師
福岡医健専門学校卒業
株式会社セイリン様、株式会社伊藤超短波などでもセミナー活動をしており精力的に鍼灸をひろめようと活動もしております。
陸上競技、ソフトボール、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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