こんにちは!!
福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の妹川(いもかわ)です。
今回は【ちょっと変わったテーピング|リンパファンテープの効果と用途】に関して説明します。
テーピングを巻いた事はありますか??
運動をしている人や運動をしていた人は経験がある人も多いと思います。
またテレビ等でスポーツ観戦をしているとテーピングをしている選手を見かけると思います。
テーピングはスポーツの中では欠かせないものとなっていますし、今までスポーツをしてこなかった人でも知らない人はいないのではないかと思うほどみんなに浸透していると思います。
では『なぜテーピングを良いのでしょう??』といわれても分からない人がほとんどだと思います。
そこで今回は、テーピングに関しての説明をしていきたいと思います。
テーピングの種類を紹介
テーピングといっても様々な種類があります。
その種類で使い方や目的が変わってきます。
そこでテーピングの一部を紹介していきましょう。
《テーピングの種類》
◎固定用テープ
ホワイトテーピングなど
関節などに巻く事で可動域を制限し固定する。また圧迫や予防などにも用いられる
◎伸縮テープ
エラスチコンなど
若干の伸縮性があり厚地の素材で強度が強い。固定用テープよりも固定力は落ちるが可動域の制限や固定に優れている
◎キネシオテープ
筋肉と同じくらいの伸縮性を持っている。筋肉に沿って貼る事で筋肉の補助をする働きがある。また皮膚に張る事で皮膚と皮下に若干の隙間が出来るためにリンパ液の流れが良くなる事がいわれている
それにより、新陳代謝や治癒力が上がりやすく、筋肉の痛みや張り感、内出血なども引きやすいとしている
まだまだテーピングの種類は沢山ありますが、当院で主に使用しているテープの種類になります。
これらのテープをその時の状況に合わせて使い分けていきます。
テーピングって何で巻くの??どんな効果があるの??
テーピングを巻いてもらったり巻いているのを見かけたりなど、テーピングに触れる機会は多いと思います。
しかし、テーピングをどのような目的で巻いているか考えた事はありますか??
テーピングは目的にしている効果によって巻き方や使うテープが違います。
それについて少し知っていきましょう。
テーピングとは伸縮性テープや非伸縮性テープなどを用いて、損傷をしている組織の補助や損傷を受けやすい組織の補強を行ったり、関節の可動域を制限して怪我の予防や再発予防を行います。
テーピングを巻く目的は以下の通りです。
《テーピングを巻く目的》
◎怪我の予防
怪我を起こしやすい場所や負担が掛かりやすい場所にあらかじめテーピングを行い補助と補強を行う
◎怪我の再発予防
怪我を起こしている部位にテーピングを行い損傷部位の補助と補強を行う
◎応急処置
怪我をした直後に損傷部位への負担を減らすために患部を固定して安静にさせる
これらの目的でテーピングを行っていきますが、テーピングを巻いていく事でどのような効果があるのでしょうか??
《テーピングの効果》
◎関節の必要な制限
◎圧迫
◎疼痛緩和
◎弱い部分(損傷部位など)の補強
◎筋肉の動きの補助
◎精神的要素(安心感)
など
このような効果があります。
実際にテーピングを巻くだけで痛みが変わったり、関節が安定した感覚は感じやすいと思います。
『テーピングって気持ちの問題でしょ??』と聞かれる方も時々いますが、その状態に必要な関節や筋肉にしっかりと狙って巻いていくと効果はかなり実感しやすいと思います。
逆に『テーピングが無いと不安なんだよね』といって精神的な支えとなっている面もあります。
テーピングを巻いてないと怪我をした部位が再発しないか不安でパフォーマンスが下がってしまうけど、巻いているだけで安心して思い切りプレーが出来る人もいます。
このようにテーピングは関節や筋肉を補助・補強するだけでなく、精神的な面も補助・補強している事もテーピングの大きな効果です。
リンパファンテープで怪我の治りを早くしよう!!
今回紹介しているテーピングはリンパファンテープ(エデマテーピング)といいます。
キネシオロジーテープを発足した加瀬健三さんによって考案されたテーピング方法です。
もともとテーピングはホワイトテープが主流でアンダーラップという薄いクッションのような物を下地に巻いて直接肌に貼らずに固定や保護をする事が一番の目的でした。
しかし、加瀬健三さんは筋肉の伸長に近いくらい伸縮するテープを直接肌に貼りつけて筋肉の補強や補助をする事を目的に使用したり、皮膚より下の組織の循環を良くする事を目的に使用しました。
これが今では世界的にも認められてスポーツの現場等でも使用される方法の一つとなりました。
今回のリンパファンテープは皮下にアプローチをしてリンパの流れの改善を起こすというものです。
急性損傷を起こした場合は時間が経過した後に、皮下出血や腫脹や浮腫が出現しやすいです。
これらは炎症物質を含んでいたり、周辺組織の二次損傷を起こしてしまう可能性があったり、組織の希釈を起こしたりなど、損傷部位に対する状態としては良くない影響を起こしやすいです。
そこにリンパファンテープを貼る事でこれらの吸収を早く行いやすくしていく効果があります。
まとめ
今回は【ちょっと変わったテーピング|リンパファンテープの効果と用途】に関して紹介しました。
今回のテーピングはなかなか見た事ないテープだったと思います。
しかし珍しさ以上にその効果は高くあります。
テープも時期や状態によって巻き方や貼り方や種類で効果は違ってきます。
怪我やテーピングに関しての質問等は気軽にご連絡ください。
杏鍼灸整骨院の妹川でした。
投稿者プロフィール
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柔道整復師
福岡柔道整復専門学校(現 福岡医療専門学校)卒業
陸上競技、サッカー、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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