半腱様筋・半膜様筋の腱を狙った超音波

こんにちは。

福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の妹川です。

 

今回は半腱様筋・半膜様筋の腱を狙った超音波について紹介していきます。

半腱様筋・半膜様筋といってもピンと来ないと思います。
半腱様筋・半膜様筋がある場所は太ももの裏です。
ハムストリングを形成している筋の内側部分になります。
ちなみに外側部は大腿二頭筋です。

ハムストリングの肉離れ後に痛くなる事も多く、ダッシュを行う競技に痛める事も多くみられる印象です。

『膝の裏側の内側が痛い。。。。。』
皆さんも経験があるのではないのでしょうか??

腱とは??

腱といってもいまいち分からないと思います。

『スジと違うの??』
『筋肉と違うの??』

結論から言うと違います。

身体の中にスジと言われる物は存在しません。
外から見える筋肉の境界の線であったり、触った時にコリコリとした物(筋肉など)を例えているのだと思います。
腱と筋肉は細胞・組織自体が違うので似ているようで違う組織になります。

 

では腱とは何なのか??

  • 腱とは・・・
    筋肉が骨に付着する時に腱に変わり、起始腱・停止腱として骨に付着します。
    骨と筋を繋ぐ結合組織線維束です。
    腱組織のほとんどがコラーゲン線維(膠原繊維)といって、筋肉のように伸び縮みはほとんどなく、硬く強靭で重量に対する耐久性が非常に高い線維の集まりです。

筋肉をゴムに例えると、腱は縄をイメージしてください。
ゴムの束(筋肉)が骨に付着する時に硬く強靭な縄(腱)に変化して骨に付着します。

よく分かりやすい場所としては、アキレス腱があります。
アキレス腱はふくらはぎという筋肉が腱組織のアキレス腱に変わり踵(骨)に付着するという感じに変化していきます。

 

腱には血管が少なく、小さな腱には血管が存在しない部分のあるほどで、筋に比べ血流が乏しい事が言えます。

その事から、怪我を治していくための血液供給が少ないために、比較的治りが遅くて痛みが引きにくい印象です。

 

腱に超音波治療器はいいの??

今回の半腱様筋・半膜様筋の腱に対しては超音波治療器を用いています。
腱に対して超音波治療器は有効な施術方法の一つだと私は思っています。
(もちろん他にも有効な施術方法は沢山ありますので、あくまでも一例です)

 

超音波治療器には温熱効果非温熱効果があります。

この温熱効果の一つに軟部組織伸張性の増大があります。
軟部組織とは、筋肉や腱や靭帯どの組織の事をいいます。

という事は、超音波を当てる事で腱は伸びやすい状態になります。

 

超音波を人体に照射した時に、超音波が体に吸収されていく事で熱を起こしていきます。
その、熱の起こしやすさを吸収係数といいます。
他の軟部組織(筋など)の吸収係数に比べると、腱の吸収係数は高く、温度上昇を起こしやすいのも腱の特徴です。

この事から、腱は超音波治療器を用いる事で、温度上昇により伸びやすく動きやすくなりやすい状態と、温まる事で血流促進が起きやすいので、有効な方法だと思っています。

 

超音波治療器の温熱効果に関しては、こちらに記事にも詳しく書いていますので、参考までに読んでみてください。

 

 

腱組織に関しては、超音波治療器に限らず、温める事で伸びやすさや動きやすさ、血流促進は起こす事は出来ます。
ご自宅でのケアとして、濡らして絞ったタオルをレンジでチンした蒸しタオルを作って患部を温めるなども腱には良いと思います。

 

 

実際の施術風景

実際の施術風景です。

 

超音波治療器を用いて半腱様筋・半膜様筋の腱部に照射しています。

腱部に熱を加えながら同時に膝関節の運動を行う事で、腱部の伸びやすさや動きやすさを出しやすくしています。

動画では照射をしている所のみを載せていますが、この後にストレッチを必ず行うようにしています。
軟部組織伸張性の増大の効果をより高くするためです。

まとめ

今回は半腱様筋・半膜様筋の腱を狙った超音波について紹介しました。

腱部の痛みはなかなか取れにくい場合が多いので、そうならないためにも、そこに対する適切な処置が大切です。

自宅でもケアをする方法は沢山ありますが、まずは【温める事】を行うだけでも腱部には良いので是非やってみてください。

 

杏鍼灸整骨院の妹川でした。

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