腰の痛みに対する腰方形筋のストレッチを用いた超音波アプローチ

こんにちは。

福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の妹川です。

 

今回は【腰の痛みに対する腰方形筋のストレッチを用いた超音波アプローチ】について紹介をしていきたいと思います。

 

腰の痛みで悩んでいる方は多いと思います。

今回紹介している腰方形筋は腰の痛みに対して要因の一つとなっている事が多い筋肉です。

 

そこで今回は腰方形筋の事を少し知ってもらいたいと思っています。

 

 

腰方形筋とは??筋肉の起始・停止と作用(働き)について

先ほども少しお話をしましたが、腰方形筋は腰の痛みを出している時に重要な筋肉の一つになります。

まずは筋肉の付いている位置について知っていきましょう。

 

〇起始:腸骨稜

〇停止:第12肋骨・腰椎棘突起

 

起始の腸骨稜とは骨盤の後面の一番上になります。

そこから上方に走行していき、腰椎の横に出っ張っている部分と、一番下の肋骨に停止しています。

また、形状は長方形に近い形をしていて比較的薄い筋肉なのも特徴です。

そのため、腰方形筋は腰部の後面を深部の方で作っている筋肉の一つになります。

 

筋肉の付着している場所がイメージ出来た所で作用についてです。

腰方形筋は脊椎(背骨)を挟んで左右にあるために、片側収縮と両側収縮で作用が違います。

 

〇片方の収縮をした場合
腰椎の側屈(同側に体を横に倒す)
骨盤の挙上(骨盤を引き上げる)

〇両方が収縮した場合
腰椎の伸展(腰を後ろに倒す・反る)

〇腰方形筋が収縮した場合のその他の作用
脊柱(腰椎)の安定
姿勢の保持
呼吸の補助筋(吸気時:横隔膜の動きに合わせて第12肋骨の固定)

 

以上のような事が作用として挙げられます。

腰方形筋は多方面で働いている事が分かると思います。

 

しかし腰方形筋は多方面に作用していますが、筋自体の強さはそこまで多きな力を発揮している訳ではありません。

力は弱いですが、姿勢筋でもあるために長時間の負荷がかかりやすく筋緊張を起こす事も多いです。

そのため動作時に負荷がかかった際に損傷を起こすケースも多くあります。

 

腰方形筋に対して超音波治療器を使用する利点・効果

今回紹介している施術方法では腰方形筋に対して超音波治療器を使用しています。

 

超音波治療器の大きな利点として、深部まで振動を届ける事が出来る事です。

超音波には大きく分けて、超音波振動により照射部位を温める《温熱効果》と、超音波振動のみを狙った《非温熱効果》の2つの効果があります。

これらの効果を深部まで発揮できるのが超音波治療器の大きな利点です。

 

超音波治療器を含めた温める治療方法を温熱療法と言います。

ホットパックやホットタオル等は表在温度の上昇で深部まで温度上昇は起きません。

しかし、超音波治療器の場合は振動数によって深さは変わりますが深く届くもので5~6㎝程の深さまで振動が届き様々な効果や温度上昇を起こす事が出来ます。

 

では、腰方形筋の場合はどうでしょうか??

腰方形筋は腰部の筋の中でも深部にあります。

腰の後側面を作っていますが、腰方形筋の上に脊柱起立筋があり皮膚となります。

そのため、表在を温めてもなかなか腰方形筋の温度上昇は難しいと考えています。

そこで超音波治療器を使用する事で、深部にある腰方形筋もしっかりと温める事が出来ます。

 

 

また、超音波治療器の《温熱効果》の効果の一つに軟部組織(筋・腱・靭帯など)の伸張性の増大という効果があります。

これは超音波振動によって組織の温度上昇が起きて、振動と温度上昇によって組織が伸びやすくなってくるというものです。

 

先ほども説明しましたが、腰方形筋は筋の出力は弱いですが動作時にはほとんどの場面で筋収縮を起こすために多方面で負担がかかりやすく、姿勢保持にも関わるために筋緊張も続きやすい筋肉です。

そのような筋に対して超音波治療器を使用すると、深部の筋にも伸張性を出しながら効果が期待できると考えています。

 

実際に整骨院内で行っている腰方形筋に対する超音波アプローチ

実際に当院で行っている腰方形筋に対する超音波治療器の施術方法を紹介します。

 

腰方形筋に軽くストレッチを掛けながら一緒に超音波を照射しています。

≪軟部組織の伸張性の増大≫をより強く発揮するために同時に行う事が、より効果が高いと考えています。
※痛みが出た時期や痛みの度合いによってストレッチ等の姿勢は変わります

 

 

まとめ

今回は【腰の痛みに対する腰方形筋のストレッチを用いた超音波アプローチ】について紹介しました。

 

腰方形筋は腰の痛みの一つの要因となっているケースが多い筋肉です。

また施術によって筋緊張等の改善を起こすのと同時に、トレーニングや自宅でのケアの方法を知る事が大切だと考えています。

それによって、痛みを出しにくい体作りが出来るといいですよね。

 

杏鍼灸整骨院の妹川でした。

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投稿者プロフィール

妹川 和志
妹川 和志柔道整復師
柔道整復師

福岡柔道整復専門学校(現 福岡医療専門学校)卒業

陸上競技、サッカー、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数