電気療法(筋ポンプ作用)×カッピング|一緒に行うメリット・デメリット

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こんにちは!!

福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の妹川(いもかわ)です。

今回は【電気療法(筋ポンプ作用)×カッピング|一緒に行うメリット・デメリット】に関して紹介していきます。

今回紹介している動画は電気療法とカッピングを一緒に行っています。

電気療法といっても沢山の種類がありますが、その中でも単収縮をさせて筋ポンプ作用を起こす設定にしています。

そこにカッピングも一緒に行っています。

それぞれ効果は違いますし行っている目的も違いますが、一緒に行う事でより良い状態になる事を期待して行っています。
※効果に関しては研究によって裏付けされたものではなく、あくまでもそれぞれの効果と特性を考えていこなっているものです

そこで今回は筋ポンプ作用とカッピングに関して少し説明と、一緒に行う事のメリット・デメリットに関して紹介していきます。

目次

電気療法の筋ポンプ作用って何??説明と効果

電気療法といっても設定の仕方や電気の強さや流し方によって沢山の種類があります。

今回使用しているのは筋ポンプ作用を狙った設定です。

筋ポンプ作用といっても分からないと思うので、少し説明をしていきましょう。

先ほども話しましたが、電気療法と言っても沢山の種類があります。

機器によっても違いがありますが、設定の仕方や電気自体の種類によって効果は全然違ってきます。

今回行っている電気は筋ポンプ作用を狙ったものです。

筋ポンプ作用とは
血液の循環は心臓が押しだして全身を巡った後には、筋肉の収縮によって心臓に戻っていきます
この筋肉の収縮によって血液が押し出されていく事を筋ポンプ作用といいます

血液の循環は心臓から押し出されていきますが、最初は心臓が押し出す勢いと重力によって全身に巡っていきやすいです。

しかし身体のほとんどの部分が心臓より下方にあるため、血液は心臓までなかなか戻って来れなくなってしまいます。

そこで筋肉の収縮によって血液を心臓まで押し戻していくのが筋ポンプ作用です。

静脈には弁が付いているので、押し戻された血液が逆流して戻って来ないようにしながら心臓まで押し戻していきます。

筋ポンプ作用は牛の乳しぼりの時に手でぎゅっぎゅッと搾り出していく事をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。

電気療法でも疑似的に筋ポンプ作用を起こす事が出来ます。

電気刺激によって筋肉の収縮を起こさせて、筋ポンプ作用によって血液循環を良くしていきます。

筋肉の緊張をしている状態は血液循環が滞っている状態になりやすいです。

そこで血液循環が良くなる事で筋肉の緊張も緩和していきます。

筋緊張緩和にはアデノシン三リン酸という身体の中で使うエネルギーが必要になります。

血液循環が良くなると筋肉に対してエネルギーの供給も出来るので緩和が起きてきます。

これらの事から、電気刺激によって筋収縮を出して筋ポンプ作用を起こす事が出来ます。

また血液循環の改善や筋緊張緩和が起きやすくなります。

カッピングって何??説明と効果

カッピングは知らない人も多いと思います。

しかし近年ではカッピングの施術を受けた人を見かける事が増えてきました。

相撲や水泳など肌が見える競技の人に丸い跡が付いているのを見た事はないでしょうか??

それはカッピングの後です。

ではカッピングとは何でしょう??

カッピングは吸玉療法とも言われる昔からある施術の方法です。

昔は東洋医学の中で使用される事が多かったのですが、最近は整骨院などでも気軽に出来る場所が増えてきました。

カッピングとは
カッピングとはカップを皮膚に当てて中の空気を抜いて真空状態にしてく事で一時的なうっ血状態を作り出して皮膚刺激を行っていくものです

昔はガラスの球状のカップに火を入れて中の空気を膨張させて、皮膚に当てて時間の経過で空気の冷却が起きてカップ内の空気の体積が減っていく事で皮膚を持ち上げていました。

今はカップを当てて中の空気を抜いていき真空状態を作っていく事で皮膚を持ち上げていきます。

またシリコン状の物もあり押し込むことで中の空気を抜いていきます。

カップ内の空気を抜く事で真空状態を作ると皮膚が持ち上げられていき、一時的なうっ血状態になります。

うっ血状態からカップを外すと血液がどっと流れていくので、血行促進や血液循環の改善を起こしやすくなります。

また、血行促進や血液循環の改善が行われていくと、筋肉の緊張も取れやすくなります。

筋肉の緊張が高くなると血液循環の滞りが起きやすくなるので、カッピングを行って血液が流れだす事で滞りが改善されるので筋肉の緊張が取れやすくなります。

カッピングの皮膚刺激は、皮膚・脂肪・筋膜(筋肉)までの刺激が行われるといわれるので、筋膜刺激にも適していて筋肉との滑走性を出しやすくなります。

これらの事からカッピングは血液循環に対して効果があります。

また、それにより筋肉の緊張も取れやすくなりますし、筋膜に対しての刺激も行えるようになります。

筋ポンプ作用とカッピングを一緒に行う理由|メリット・デメリット

今回紹介している動画では筋ポンプ作用とカッピングを一緒に行っています。

これにより効果が起きやすいのではないかと考えています。
※一緒に行う効果の研究がないので、これらは実証されているものではないですが、それぞれの効果を考えて行っているものです

筋ポンプ作用とカッピングはともに血液循環の促進が考えられます。

またこれにより筋肉の緊張が取れやすくなります。

この効果を一緒に行う事でより起きやすくなるのではないかと考えています。

また、筋ポンプ作用は筋肉の収縮を起こしますが、こにカッピングにより筋膜刺激を与えていると、筋肉の収縮と筋膜刺激によって滑走性が上がりやすいのではないかと考えています。

そして、一緒に行う事で時間の短縮が出来ます。

これらが一緒に行う大きなメリットとして考えています。

ではデメリットとして考えられるのは、一度に与える刺激の量が多くなるという事です。

刺激は多ければ良いという訳では無いので、一緒に行うと別々に行っている時よりも一度の刺激量が多くなります。

身体の刺激の感じ方は人それぞれなので、辛く感じる方もいらっしゃるかもしれません。
※もちろん施術者側はそのようにならないように患者様から状態を伺いながら気を付けて施術をしております

まとめ

今回は【電気療法(筋ポンプ作用)×カッピング|一緒に行うメリット・デメリット】に関して紹介しました。

筋ポンプ作用もカッピングもそんなに知られたものではありません。

それぞれに効果があってそれぞれの効果を考えた上で一緒に行っていくと、より効果は高いものになっていくのではないかと考えています。

何でも一緒に行えば良いという訳ではなく、しっかりと理解したうえで使用していく事は大切ですよね。

それは患者様も一緒なので、行ってもらってる施術やその効果が分からない時などは気軽に診てくれている先生に訪ねてくださいね。

杏鍼灸整骨院の妹川でした。

投稿者プロフィール

妹川 和志
妹川 和志柔道整復師
柔道整復師

福岡柔道整復専門学校(現 福岡医療専門学校)卒業

陸上競技、サッカー、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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