こんにちは!!
福岡県筑紫野市二日市の杏鍼灸整骨院の妹川(いもかわ)です。
今回は【ハイボルテージ(筋ポンピング)とカッピングの組み合わせ|効果を考える】に関して紹介していきます。
皆さんの中で整骨院に行ったことがある方も多いのではないでしょうか??
近年では整骨院の数も多くなりコンビニと変わらないほどの件数があるともいわれています。
そんな中で、色々と施術を受けると思うのですが『何をされているのか分からなかった』という方も少なからずいると思います。
そこで今回は施術の1つである物理療法に関して少し説明と、当院で行っている施術の組み合わせなどを紹介していきます。
物理療法とは??電気もホットパックも超音波も物理療法!!
整骨院に行った時には、色々な施術をしていただくと思います。
電気を当ててもらったり、温めたり冷やしたり、超音波を当ててもらったりなど多くの方法で施術をしてもらうと思うのです。
これらは物理療法といい、色々な方法があります。
電気療法・温熱療法・超音波療法・冷却療法・カッピング療法・レーザー療法・電磁波療法など他にも多くありますが、これらは全て物理療法です。
物理療法とは、身体の外からエネルギーを与える事で体内に変化を起こす療法です。
ハイボルテージとは??
ハイボルテージは電気療法の一つです。
電気刺激を体に与える事で効果を発揮します。
電気療法といっても色々種類があり、他の電気療法とは違うハイボルテージ療法にも特徴があります。
ハイボルテージは、高電圧電気刺激療法ともいって他の電気療法に比べて電圧を高くして通電しています。
それにより、皮膚の不快感が少なく深部まで電気刺激を届ける事が出来るようになり、表面から深部まで幅広く当てる事が出来ます。
ハイボルテージの効果は
疼痛の緩和
血流の促進
筋機能の促進
筋の強化
筋の弛緩
などが挙げられます。
今回紹介している施術例では、ハイボルテージの設定によって筋ポンピングをしています。
筋ポンピングは規則的に筋の収縮を行う事で血流の促進と筋の弛緩を起こしやすくなります。
カッピング(吸い玉)とは??
カッピング(吸い玉)とは、皮膚にカップを当てて中の空気を真空状態にしていく事で皮膚を持ち上げる(吸い上げる)療法になります。
皮膚を持ち上げる事で皮膚と皮下の組織に余裕(隙間)が出来るために、そこにある皮膚・脂肪・血管・筋肉・筋膜などの改善が起きます。
真空状態にして皮膚を吸い上げるために施術部位の皮膚がうっ血状態になるので跡が残りやすいのですが、この跡の色によって血液の循環の状態も確認出来て、状態が改善していくと次第に跡は残りにくくなっていきます。
※跡は1週間ほどしたら消えていきます
カッピングの効果としては
血流の促進
浮腫の改善
筋筋膜の改善
などが挙げられます。
今回紹介している動画では、筋緊張の強い部位に施術をしています。
緊張の強い部位などに当てる事で、その部位の皮下の改善を起こしやすくなります。
ハイボルテージ(筋ポンピング)とカッピング(吸い玉)の組み合わせ
当院で行っている施術例を紹介します。
今回行っているのはハイボルテージ(筋ポンピング)とカッピング(吸い玉)を一緒に行っています。
ハイボルテージの筋ポンピングは、筋肉の収縮を起こす事で血流の促進と筋緊張の緩和を起こしやすくなります。
またカッピングは当てているだけよりも皮下の組織を動かしてあげた方が筋筋膜の滑走改善は起こしやすいと考えているので、筋収縮を起こしている患部にカッピングを行う事で筋筋膜の滑走性改善を起こしやすくなります。
また、これらの施術を行う前に一度温熱療法を加えておくとより効果は高くなると考えています。
温熱療法によって血流の促進が起きるので、筋ポンピングによる血流の促進がより起きやすくなり、筋筋膜は柔らかくなるので滑走改善もより起きやすくなると考えています。
それぞれの効果を考えて、より効果が高くなるように使用していきます。
まとめ
今回は【ハイボルテージ(筋ポンピング)とカッピングの組み合わせ|効果を考える】に関して紹介しました。
物理療法は色々種類があります。
それぞれでも効果は高いですが、それぞれの効果を考えて組み合わせる事で効果はもっと良い形になる事も多いと思います。
その時に必要なエネルギーをしっかりと考える事が大切です。
杏鍼灸整骨院の妹川でした。
投稿者プロフィール
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柔道整復師
福岡柔道整復専門学校(現 福岡医療専門学校)卒業
陸上競技、サッカー、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数
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