アキレス腱の超音波療法

こんにちは!
福岡県筑紫野市二日市にある杏鍼灸整骨院の妹川です。

 

今回は【アキレス腱の超音波】について紹介していきたいと思います。

 

スポーツ現場ではアキレス腱の痛みに悩む方も多いと思います。

一度痛みが出るとなかなか改善しにくいのもアキレス腱では多くみられる印象です。

 

『歩いていると痛いんだよね』
『久しぶりに運動した後から痛みが出始めた』
『若い頃の気持ちで動いたら足に衝撃が走ってアキレス腱が切れた』
などなど痛みが出始める理由は沢山あると思います。

 

当院では、スポーツをしている小学生から中学生・高校生や大学生・社会人に至るまで来院されます。

アキレス腱の痛みで悩んでいる方は多くいらっしゃる中で、そこで行っている施術の一例をご紹介していきます。

アキレス腱とは??

アキレス腱の由来はギリシャ神話の英雄アキレウスから取ったともいわれています。
どんなに強い体を持ったアキレウスでもアキレス腱が唯一の弱点であった事から、そう呼ばれるようになったようですね。

 

アキレス腱はふくらはぎの筋肉である腓腹筋とヒラメ筋が合わさりアキレス腱となって踵に付着します
筋肉が収縮する事で踵を引き上げ、足関節の底屈(足首を下げる)などの運動を行います。

アキレス腱は人体の中で大きさも強度も最大の腱です。
大きさは15cm程で、その強度は約1トン程の牽引力にも耐える事が出来るといわれています。

アキレス腱の組織はコラーゲン線維で出来ています。
これらの線維が規則正しく配列されているために、強い強度を持つ事が出来ます。

しかし、アキレス腱などの腱部や靭帯などは血流が乏しい事も特徴です。
筋などに比べると、血流は乏しいために、治癒過程で必要な修復組織や栄養が上手く循環して来ない事で、治るまでに時間がかかってしまったり痛みが無くならないなどの難治性になる事も多くみられます
※その中でもアキレス腱は他に比べて血流は良い方です

 

アキレス腱を断裂したなどの話もよく聞くと思います。
これらの多くは組織変性(肥厚)によるものです。
アキレス腱は炎症の期間が長くなってしまうと変性を起こしていきます。
また、アキレス腱に炎症がなくても、30歳を過ぎると自然に変性(退行性変性)を起こしていきます。

子供の運動会でカッコいい所を見せようと走ったら・・・
パチンッ!!!!!
なんてよく聞く話ですよね。

これもアキレス腱の変性によるものです。

アキレス腱

超音波の効果とは??

アキレス腱への施術には超音波を使用する事が多いです。

超音波治療器の効果は大きく分けて【温熱効果】と【非温熱効果】があります。

その中でも温熱効果をがアキレス腱には効果的だと考えています。
※もちろん場合によって非温熱効果も狙います

 

温熱効果の効果に
血流の増大
軟部組織の伸張性増大(筋・腱・靭帯など)
などがあります。

 

超音波で軟部組織組織の温度上昇を起こさせる事で、局所の①血流の増大が起きます。
先ほども説明しましたが、アキレス腱などの腱部は基本血流が乏しいです。
その血流を超音波を当てて温度上昇を起こさせる事で血流量を上げる事が出来ます

また、温度上昇により②軟部組織の伸張性増大が起きます。
炎症が起きている場所や損傷がある部位などは、筋の緊張や癒着などにより伸張性が悪くなります。
そこで超音波を照射して温度上昇を起こす事で、筋・腱・靭帯などの軟部組織の伸びやすさを上げる事が出来ます
また、筋膜などの組織も温度上昇により筋膜の粘性が下がるために滑走性が良くなります

 

超音波の温熱効果に関しては、こちらにも詳しく書いていますので、参考までにぜひ合わせて読んでみてください。

実際の施術風景

アキレス腱に対して、超音波治療器を使用している一例です。

陸上競技のハードルをしている社会人です。

以前より痛みがあり、変性もみられます。
※整形外科にて診断を受けています

 

超音波を照射する事により、練習後の痛みの改善や、練習前に照射して少しでも良い状態で走る事が出来ています。

 

まとめ

今回は【アキレス腱の超音波】に関して紹介しました。

 

スポーツや色々な場面で、アキレス腱で悩んでいる方は多いと思います。

アキレス腱は治るまでに時間がかかるし治りにくい場所です。

今回は超音波について紹介しましたが、それ以外にも、自宅で出来るケアなども覚えていくと、今より状態を変化させる事が出来るかもしれません。

その怪我をそのままにしないで、気になった方は何でもいいのでご相談ください。

 

杏鍼灸整骨院の妹川でした。

Follow me!

投稿者プロフィール

妹川 和志
妹川 和志柔道整復師
柔道整復師

福岡柔道整復専門学校(現 福岡医療専門学校)卒業

陸上競技、サッカー、バレーボール、柔道、剣道など様々なスポーツチームの帯同経験多数